とんかつに茎わさびと醤油は“あり”か?〜芝公園「のもと家」

芝公園駅に行く用事ができた。日常的に行かない場所に行く際は、できるだけランチの時間を絡める。事前に場所を調べ、新たな出会いを探す。私的“孤独のグルメ”である。

気になった店は、「のもと家」。鹿児島産の六白黒豚が売りのようである。国産豚のメニューもあるが、コロナ禍、六白黒豚のみの提供となっている。店に到着したのは、11時45分、ビルの2階に店があるが、階段に入店待ちの列が。

一番安いのが特選ロースかつ定食の1950円と普段のランチとしては高価、それなりに気合の入った行列と思われる。待つ間に注文が取られるが、私はかつてのロース一択から、経年により今はヒレ派である。60gが2枚入る特選ヒレかつ定食2300円をお願いする。

入店は12:10、思ったよりは早かった。テーブルに乗るのは、とんかつ醤油、ソース、藻塩、ドレッシング。この店は、茎わさびをとんかつに乗せ、醤油に乗せて食べることを勧めている。10分程度で カツが登場。醤油/塩用の小皿、ごまの入った小さなすり鉢が並ぶ。

小皿に醤油を入れるように言われたが、ソースにはあまり興味がないので、ごまをすり、そこにあえて醤油を入れる。醤油がお勧めとはいえ、やはり最初は藻塩で食す。丁寧にあげられたカツは、しっかりと歯応えのある肉質で、 食べ応えのあるヒレカツである。

次に、お勧め通り茎わさびを乗せ醤油で食べる。カツに醤油、あまり試したことはなかったが、これは“あり”だ。ただ、茎わさびは、私には合わなかった。味が強すぎて、カツの香り微妙な味わいが薄らぐように思う。むしろ、皿に乗った辛さ控えめのカラシの方が良い。

キャベツにかけるドレッシングはあっさりと美味しい。ちょっと甘さが気になったが、豚汁は具沢山で満足感が高い。

人気店であることがよく理解できる店であり、とんかつに醤油は合うが、茎わさびは人それぞれ。尚、現在私にとってのとんかつベンチマークは、定期的に訪れた神田須田町の「やまいち」だが、私としては、“「やまいち」のヒレを塩で食べる”に軍配を上げる


*一口食べた後だけど、証拠写真、一応上げます

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