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野球が家庭に戻った日〜旗手 須崎は強かった

1964年東京五輪の時、私は3歳になる手前、記憶はない。その後、物心がついていく中、夕食時のテレビといえば野球中継だった。4月からの約半年間、父が見る巨人戦が茶の間のエンターテイメントだった。母や祖母、妹は大して興味はなかっただろうが、当時はそれが普通の日本の家庭である。

今や、野球はゴールデンタイムの主役コンテンツではなく、若い世代はルールすら知らないという事態にもなっている。そんな中、昨夜は野球が家庭に戻った日かもしれない。父親が、子供にテレビを見ながらルールを教える場面もあっただろう。

侍ジャパンの金メダルは、プレッシャーの中の素晴らしいパフォーマンスだった。そして、開会式の長嶋・王・松井の聖火リレーを受け、野球というスポーツの存在を改めてアピールできたことが、野球界へのそして長嶋さんへの最高の贈り物だと思う。

ただ、私の中には、やはりモヤモヤが残る。MLB選手が参加しない大会、位置付けの曖昧さが残る。サッカーはU−23を中心にしているとはいえ、各国同じ土俵であり、ブラジルースペインの決勝を見ても、国を背負ったガチンコの勝負で、その先のワールドカップにもつながる一戦だった。野球をグローバルに盛り上げるためにも、国別対抗戦の形を、もう少し整備できればと思う。

それにしても、女子レスリングの須崎優衣は強かった。ロンドン五輪の吉田沙保里以来の、旗手で金メダルである。全試合テクニカルフォール勝ちは、なかなかできるものではない。決勝も電光石火の攻撃で、あっと言う間に決着をつけた。まだ22歳、「星」の系譜を継いで欲しい。

オリンピックも、残すところ1日となった

献立日記(2021/8/7)

鱧の湯引き(到来物)
コールビーフ(「はり重」到来物)
トマトとルッコラのサラダ にんじんドレッシング(カメヤ)
ジャコと空芯菜の炒め
枝豆


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