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人生初のバレーボール観戦〜日本男子パリ五輪への道

ライブで観戦したことのないスポーツがまだまだある。バレーボールがその一つだった。妻も男子代表にはルックス含めて注目しているので、五輪予選は良い機会と考えた。流石に、女子に比べ男子のチケットは足が早かったが、なんとか第3戦のチケットを入手した。

日本は開催国の特権か、ランキング下位の国から順に当たるスケジュール。上位2チームがパリ五輪の出場資格を得るのだが、日本(8位〜世界ランキング、以下同)よりランキング上はアメリカ(2位)のみ。ネーションズ・リーグで3位に食い込んだ男子日本代表なので、 序盤戦で調子にのり、セルビア(9位)、スロベニア(8位)を撃破すれば、アメリカに敗れても五輪行きの切符を手にする、そんなシナリオを描いていた。

ところが、フィンランド(28位)との初戦、第1・2セットを連取し、あっさり勝つかと思いきやフルセットまでもつれて辛勝。五輪予選となると、プレッシャーのかかり方も違うのかと思っていた。翌日はエジプト(23位)、スッキリ勝って立て直すはずが、フィンランド戦同様、1・2セット連取の後の“魔の第3セット“を落とし、挙げ句の果てにフルセットで敗れるという大誤算。

そんな状況の中で、負けたら終わりのチュニジア(18位)戦を観に行った。

会場は代々木第一体育館、五輪予選プールはそれぞれ8カ国で構成されており、会場では朝の10時、13時、16時、19時25分開始の4試合が行われる。我々はランチを済ませ、第2試合セルビアーエジプトの途中から入場した。

TVを観ていると、「応援スティックバルーン」という金色の細長いバルーンを振りながら応援している光景が目につく。会場に入ると渡されるのかと思っていたら、1組400円で販売していた。日本戦が近づくと、女子トイレはとんでもない行列。会場外のグッズショップで買ったユニフォームに着替える人も多いのだろう。

座席は1階スタンド席。思ったよりも、間近にコート・選手が見える。(なお、アリーナ席は飲食NG、1・2階スタンド席はOK)日本戦以外も、それなりに観客は入っており、DJのようなMCが頑張って盛り上げてくれる。それにしても、選手が縦横大きく、コートが狭く感じる。

第3戦のアメリカートルコが予想外に盛り上がった。 アメリカは1セットも落とすことなく2勝してきたが、トルコが接戦の第2セットを取る。それでも、第3セットはアメリカのペースで進み、やっぱり駄目かと思っていたら、終盤に奇跡の追い上げを見せ、デュースの連続。観客も悲鳴を上げながらトルコをサポートするが、 最後は力つき32−30でセットを取られ、続く第4セットも落として敗れる。しかし、素晴らしい試合だった。

客席のボルテージが上がり登場した日本代表。テレビで見慣れた顔が並ぶ。選手がウォームアップする中、満員の観客席は応援の練習。私が普段行くイベントに比べると、女性比率がかなり高く、年齢層も低い。みなさん元気一杯である。バボちゃんも頑張っている。

試合の方は、前2戦とは打って変わって、日本代表本来の力を発揮、チュニジアに隙を見せることなく、完勝となった。安心して観ていられたので、とても平和な初バレーボールとなった。

日本代表は、翌日(10月4日)のトルコ戦も完勝。明日(10月6日)からは、いよいよ運命の3連戦。

最大の問題は、アメリカとの最終戦が、ラグビーの日本vsアルゼンチン戦に時間帯がかぶること。ともかく、どちらも頑張れ!!


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