次女の一時帰国〜施設までの長い道のり
スコットランドのエジンバラに住む次女が、年末年始を日本で過ごすために一時帰国してきた。
英国からの入国者は、6日間、検疫所が確保する施設に入れられる。一部には、空港からかなり離れた施設に収容される人もいるようだが、娘は幸いにも羽田空港直結のホテルに入った。部屋はダブルで、極端に狭くはない。インバウンドをあてこんで作られたホテルだが、コロナ禍が直撃、未だ正式オープンはできておらず、待機施設として利用されている。この場所であれば、アクセスは悪くなく、差し入れも可能である。
娘は、ヨガマットまで持参し、ホテルでの缶詰生活に備えて入国、イギリスでの食生活に慣れた身には、配布されるお弁当の質も悪くないようである。送られてくる写真を見る限り、丸の内界隈で売られている弁当とさほど差はないように見える。
差し入れ希望を聞いてみると、次のような物品を頼んできた。
スリッパ〜部屋に付属のものはチャチい
食器用、衣服用洗剤〜マグカップが備えられている
野菜ジュース〜栄養のバランス
飲むお酢系ドリンク〜次女好みの飲料だが、イギリスには売っていない
インスタントのお味噌汁やスープ〜やはり温かいものを食べたい
東京駅付近で所用があったので、これらを買い込み、さらに東京駅構内でスイーツを少し買い足して、羽田空港へと向かった。洗濯用洗剤は、羽田空港国際線ターミナルにある、旅行用品店で購入したが、13時頃の空港はガラガラ(写真とは全く違う状況)、ほとんどの店はクローズしていた。
案内所でホテルへの行き方を聞くが、その空港直結通路が利用できるかは不明とのことだった。通路と思わしき方向に歩いて行くと、やはりシャッターが降りている。ただ、「関係者以外不可」のドアがあり、試しに引っ張ると開いたので中に入った。
デスクに係員が座っていて目的を聞かれる。「差し入れです」と答えると、「その場合、徒歩かタクシーで、外側から回って施設の車寄せから入って下さい」とのこと。「この通路を通れない理由は何かあるのですか?」と聞いても、「それは分かりかねます」と徒歩ルートの地図をくれた。「徒歩だと、どれくらいかかりますか?」、「10分くらいと聞いております」。
仕方なく、指示通りのルートを歩き始める。ターミナル側の、タクシーやバスの乗降スペース、その外側の駐車スペースを大きく回り、途中にいた警備員に間違った指示を受け、20分近くかかって目的地に到着した。こんなことなら、一度帰宅して車で来ればよかった。
しかし、空港からの直結通路を使えば、3分で着くところをなぜにこんな遠回りをさせるのだろう。汗だくになって到着し、荷物を係の人に託し(施設の中には入れない)、戻るルートを聞くと、当然来た道を戻れと。ダメ元で「上に見えてる連絡通路は使えないんですか?」と聞くが、当然「使えません」とのこと。ターミナルはすぐそこに見えているのに、ぶつぶつぶつ
もちろん、関係者の方々のご苦労は大変なものがあるだろうし、その努力には多大なる敬意を表する。その上での不平不満である
献立日記(2021/12/21)
鰻の蒲焼き
ゆば衣の炊き合わせ(湯葉弥)
汲み上げゆば
*差し入れたプリン
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