卵価格の高騰、こんなところにも影響が〜セブンイレブン「ミニ冷やし中華」
5月31日のNHKの報道によると、5月の卵価格は1kg当たり平均350円と高騰を続けているらしい。飼料価格の上昇、鳥インフルエンザの影響と言われ、昨年の同月と比較すると6割近い値上がりとなっている。
さて、昨年の7月に私は「ミニ冷やし中華」の食べ比べレポートを記事にした。今年も暑くなってきた、そろそろ朝食に「ミニ冷やし中華」を食べたくなる。
土曜日はクリーニング店に行くことがルーティンである。クリーニング屋の側にはセブンイレブンがあり、「よし、日曜日の朝食は冷やし中華だ」とセブンに寄った。実は前週も同じルートをたどったのだが、「ミニ冷やし中華」は棚に並んでいなかった。この日はちゃんとあった。あったが、その姿が驚きだった。
昨年の記事で書いた通り、ファミマの「ミニ冷やし中華」と、ローソン、セブンイレブンでは大きな違いがある。ファミリーマート以外の2社については、半分に切ったゆで卵が入っていたのだ。
しかーし、セブンの「ミニ冷やし中華」からゆで卵が消えていた。
帰宅後、昨年のパッケージ写真と見比べてみた。まず、昨年の商品は、“さっぱり醤油スープの ミニ冷やし中華“、私が購入した2023年バージョンは、“7種具材のミニ冷やし中華“である。
昨年は、具材は完璧との考えのもとで、スープの味に差別化を訴えたネーミングだったが、今年はゆで卵の消滅を「それでも7種類ちゃんと入ってますよ」という、極めてディフェンシブな名前に見えてしまう。なお、昨年も具材は7種であり、ゆで卵に代わって今年入ったのは微量のカニカマである。さみし〜い。
さて、値段の方は昨年が税抜360円、今年が370円と10円の値上げになっている。この10円をもってしても、他の食材等の値上がりの吸収で精一杯、卵の高騰を埋め合わせることはできなかったということであろう。
モノの値段が上がる中、企業はさまざまな工夫でしのごうとしている。値上げのみならず、サイズを小さくする、量を減らすなども行われ、“ステルス値上げ“などとも言われている。その一つが、「ミニ冷やし中華からゆで卵が消えた!」である。
他2社はどうなっているのだろう。これからおいおい確認していこう
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