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なぜかハワイにいる(その1)〜3年ぶりの海外

最後に海外に出たのは2020年の2月。コロナ禍がひたひたと日本に押し寄せて来つつある時に、シンガポールに出張した。当初は、香港・シンガポールの予定だったが、感染が進みつつある香港は避けた。シンガポールは既に警戒度が上がっており、ホテルやレストランの入館時の体温チェックが当たり前になっていた。当時のまだ緩かった日本の空気とのギャップがあった。

そして今、ハワイである。詳細は記述しないが、会社のイベント。したがって、妻同伴ではなく一人である。会社の同僚はいるが。

まず羽田空港の様子だが、夜10時近いフライト、ラウンジで食事を取り機内食は断ろうと早めにチェックインした。ANAのラウンジは結構な混雑具合。欧米人比率が高いようにも感じる。ラウンジおよび機内の飲食メニュー、その他細かいことを含め、心なしかサービスが簡素化したようにも思う。

アメリカに行くには、ESTAの登録が必要なのはこれまで通り。コロナ関連の宣誓が追加されている。3回のワクチン接種記録があれば、これもさほど面倒ではない。ホノルルの入国手続きは、かつてあった指紋の登録がなくなっていた。

私が前回ハワイに行ったのは5年近く前。現地ガイドが最近の変化について教えてくれた。治安はさほど変化していないが、コロナ禍を受け、浮浪者が増加したらしい。

ハワイも日本人観光客がいなくなり、厳しい経済状況だったろうと想像される。ただし、行きの機内は混雑しており、日本人ツーリストは戻りつつあるのではないだろうか。

驚いたのは、赤信号や、横断歩道のない場所で道路を渡ると、罰金(日本円で15000円程度)の対象になること。これまで、私は欧米は自己責任の国で、赤信号で渡っても問題ない。ただし、車に轢かれたら渡った人の責任、と考えていた。日本で、全く車が通らないのに赤信号で止まっている人を不思議にも思っていた。ところが、こんな規制が登場している。日本に帰国後請求書が届くケースもあるようだ。確かに、空港で顔写真を撮られるので、追求は容易だろう。

私はタバコを吸わないので関係ないのだが、愛煙家には厳しい世の中になっている。ホテルの部屋は全室禁煙だが、ベランダも含め万が一吸っていることが判明すると、ホテルから5万円程度のルーム・クリーニング代が請求される。

ホテルの部屋に入る。小さなベランダがあり、ビーチ、ダイアモンド・ヘッド、手前にはホノルル動物園が見える。いたるところにABCストアがあるが、500mlの水が2ドル(約260円)と、アメリカのインフレは日本のそれどころではない。

この文章はホテルの部屋のベランダで書いている。ハワイ、個人的には積極的に訪れる場所ではないが、海から吹いてくる風は心地よい


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