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「餃子の王さま」という名の店〜王さまはベジタリアンだった

浅草演芸ホール入場前の腹ごしらえ。ホール近くの「餃子の王さま」に行く。なんとも、凄い店名である。「餃子の王将」とどちらが古いのだろう。

開店は11時15分、5分ほど前に到着すると男性が2人並んでいた。間もなく開店、先頭の男性は持ち帰りだったので、私は2番手として入店、カウンターに座る。1番手の男性は、この店のシグニチャーディッシュ“王さまの餃子” と“肉餃子”、そして瓶ビール。続いて私も、“王さまの餃子”と“肉餃子”、そして生ビールを注文する。

さながら、2人の餃子決死隊である。

続いて入店したスーツ姿の男、注文は“王さまの餃子”に“レバニラ炒め”、そして生ビール。どうやら決死隊ではないようだ。

“王さまの餃子”は極めて特徴的である。餃子の皮に包まれた餡、そこには肉、肉汁、野菜が一体となっており、通常はそのハーモニーを楽しむ。ところが、“王さま”の餃子は違う。野菜餃子である。小ぶりのものが6個、表面はカリカリ、サイドも少しカリカリ状になっているので、多めの油で揚げ焼きしているのだろう。

口に入れると、あっさりとした野菜の餡が広がり、これが揚げ焼きの皮とよくマッチしている。。ベジタリアンの“王さま”の為に、特別に開発した逸品となっている。(注:肉の風味は感じられないが、餡に肉が全く入っていないかは未確認)

一方の“肉餃子”、こちらはその名の通り肉肉しい餡である。野菜とのハーモニーなど考えない、男らしい餃子である。これまた、他店にはない味である。

さらに、“王さまの餃子”→“肉餃子”→ビールとローテーションすることによって、自分自身でハーモニーを創出することもできる。

食べ進むうち、隣のスーツの男は“肉餃子”を追加、さらに生ビールももう一杯。決死隊ではなかったが、かなり気合が入っている。

私も対抗意識から生ビールの追加を検討するも、グッと自重し退店した


*王さまの餃子

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**肉餃子

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