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帰ってきた「ビバリーヒルズ・コップコップ」〜40年後のエディ・マーフィ

1975年に始まったアメリカのTV番組「サタデー・ナイト・ライブ」、出演したコメディアンが続々映画界に進出する。「ブルース・ブラザース」(1980年)のジョン・べルーシとダン・エイクロイド、チェービー・チェイス、ビル・マーレイらである。

そして1980年代に同番組に出演したのがエディ・マーフィ。彼の映画デビュー作がウォルター・ヒル監督「48時間」(1982年)。刑事役のニック・ノルティとエディ・マーフィの絡みが新鮮で、新しいスターが誕生したと感じた。なお、この映画の公開年にジョン・べルーシが薬物摂取で死去する。

そのジョン・べルーシを主演にした「アニマル・ハウス」(1978年)を監督したのが、ジョン・ランディス。続いて前述「ブルース・ブラザース」を撮る。そしてエディ・マーフィとダン・エイクロイド主演で監督したのが「大逆転」(1983年)。これが最高に面白いコメディ映画となった。エディ・マーフィの魅力が爆発した。

1984年、エディ・マーフィが刑事アクセル・フォーリーを演じたのが「ビバリーヒルズ・コップ」が公開され、その人気は決定的なものになり、映画はシリーズ化もされた。

ここまで私はフォローしていたのだが、子供も生まれ映画館から足が遠のいたこともあり、エディ・マーフィの映画を観ることはなくなった。

あれから40年の時が経ったが、Netflixで「ビバリーヒルズ・コップ」の新作が公開されることを知った。「ビバリー・コップ:アクセル・フォーリー」、シリーズ第4作となる。

7月4日から配信されたが、早速観た。オリジナルの記憶はほとんどないのだが、微かに覚えているのは、デトロイトの刑事アクセル・フォーリーが、なぜかビバリーヒルズで捜査活動をするというもの。

本作も、NHLデトロイト・レッドウィングスの地元開催試合のシーンから始まる。“つかみ“のシークエンスを経て、アクセルはビバリー・ヒルズに乗り込む。そこには弁護士となっている娘が住んでいる。

記憶にはないのだが、鑑賞後に調べると、オリジナル作のキャストが数人登場していた。さらに、懐かしい顔、「フットルース」(1984年)のケビン・ベーコン。

エディ・マーフィ、幾つになったのだろうと調べたら、私と同じ1961年生まれ。もちろん、それなりに年齢を重ねているが、映画の中の破天荒ぶりは変わらない。

流れる音楽も多少の記憶を呼び起こしつつ、こういう映画を楽しんだ時期もあったなぁと感じた次第


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