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旅の記憶16〜ラグビー“香港セブンス“はお祭り騒ぎ

ラグビーはオリンピック種目、とは言っても15人でプレーするものではなく、7人制のラグビー。日本は男女共に、芳しくない成績だったが、滅多に見ることはない7人制ラグビーを、テレビで見た方もいらっしゃるだろう。

7人制ラグビー〜セブンスは、“World Rugby Sevens Series“と称したコンペティションを毎年行なっている。F1レースのように、世界各地を転戦、16カ国がオリンピックと同様に予選リーグ・決勝トーナメントを戦い、毎回優勝チーム・順位が決する。そして、年度を通じた結果で総合順位を争う。直近の大会は、10ヶ所で開催された。“直近“というのは、2018-19年大会で、2019−20年大会の後半からは、コロナ禍の為、中止となっている。

中でも、重要な大会の一つが香港である。セブンス・シリーズが始まる前、1976年から開催されていて、香港3月の風物詩、香港スポーツシーンにおける最大のイベントである。私も、香港に赴任することが決まってから、この香港セブンス観戦を楽しみにしていた。

香港セブンスは、金曜日の夕方から始まり、日曜日まで開催される。2012年、初めて香港スタジアムに入った。初日の金曜日は、仕事上関係がある某ホテルチェーンからの招待。中層部分に、確保された席があり、スタンドの背後はフード・ドリンクが並ぶ部屋となっている。適当におつまみとアルコールを確保し、スタンドに出て座り、観戦するというわけである。ホテル主催のブースだけあり、食べ物も美味しく、サービスの人がお酒を注ぎ出してくれる。ちょっとしたセレブリティ気分で、妻も満足していた。

そして、土・日曜日は、ラグビー好きの知人家族らと、朝から並び、最高の場所を確保し、観戦に臨んだ。セブンスは、15人制と違い、分かりやすい。また、時間も7分x2と短い。したがって、妻を始めとしたラグビーをあまり知らない人にも好評である。おしゃべりの時間もたっぷり確保できるし、飲み食いもふんだんに楽しめる。

したがって、香港セブンスは、スポーツイベントであると共に、お祭り騒ぎとなる。有名なのは、ゴール裏のスタンドで、ここには様々な仮装をした人が陣取り、大騒ぎしている。

最終日は、決勝トーナメント、日本もなんとか進出。試合が進むごとに、パーティー気分から、スポーツ観戦モードに次第に移っていき、決勝のフィジーvsニュージーランドの頃には、日も落ちて- i いた。その時の結果は、今回のオリンピック同様、フィジーの勝利だった。

来年は、香港セブンスも開催の方向で動いている。一方、2012年と比べると、香港を巡る情勢は大きく変化している。あの大パーティーは来年どのようになっているのだろうか


献立日記(2021/8/16)
鶏モモ肉のディアボラ風
パプリカのピッツアイオーネ(モッツアレラとアンチョビー)
アスパラとブロッコリーのニンニク蒸し
枝豆

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