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ツチヤの口車”教育がうまくいかない理由”〜You are not ALONE

週刊文春の連載コラム、土屋賢二の“ツチヤの口車“は、しばしば私を励ましてくれる。“自分一人じゃない“ということを確認させてくれるからである。

発売中の11月18日号のタイトルは、”教育がうまくいかない理由”。<教育をしても、成果をあげるのは困難だ。子どもを思い通りに育てた人がいるだろうか?>。子どもが立って歩き始めると、親は喜ぶ。子どもが調子に乗って歩き回り続けると、そのうちじっとしているように教育される。

自分に関して考えると、<「老人はしっかり食べろ」と言うから肉を食べると「肉ばかり食べるな」と言われ>るなど、<教育に矛盾が含まれていたら、成果があがらないのも当然だ>と書く。そして、<教育に本心から従ったことは一度もない。より不快な結果を避けているだけ>だそうな。

そして、オチが素晴らしい。<それでも教育は至るところで横行>していて、<女は教えたり、教わったりすることが好きだ>。確かに、妻は様々な習い事をしている、その一部は極めて熱心である。

<だが不可解なことに、女は恋人や夫から教わることは断固として拒否する> 。私がアドバイスすると、妻は不愉快だとする。たまに、妻の方から尋ねてくることがあって、それなりに回答すると、返ってくるのは「あなたの説明は分からない」か「あなたの言うことはあてにならない」のどちらかである。

<その代わり、ことあるごとに男に教えようとする>、<さっきも「洗面所をきれいに使え」>と指導された。私も同じことを言われた。そして、土屋先生は<教育されることには子どものころからなれている>ので、<「二度としません」>という顔つきをするらしい。

「妻の指導に口答えしてはいけない」、私の座右の銘である。これを守らなければ“より不快な結果”が訪れる。土屋先生も同様だった。

この記事を妻に読ませた。彼女はゲラゲラ笑いながら読み終え、「ほら、あなただけじゃなかったでしょ」と自分の教育が正しいことを強調した


献立日記(2021/11/12)
会食@新橋「ぶどう家」


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