2024.5.21(ギター改造とラジオ)

 んー。なんか書いてなかったなと思って。やはりマルチタスク脳ではないのか、たとえば音楽に集中してるときと、絵を描こうってなってるときと、日記書きたいなと思ってる時…時期は、まあ調子いいと複数やったりするんだけど割と一個になっちゃうのかな。

 早寝早起きで生産的に生きるぞみたいなことを一週間くらいやってたのだが、金土日と酒を飲んだせいでほぼ完全にそのループからはずれてしまった。今日はできるだけスマホを隣の部屋に置いて23時には寝たい。

 去年メルカリで7500円で購入した春日楽器の70年代くらいのアコースティックギターがある。先日カワイのフルアコなどに載っているタイプの(ソリッドのもある)ピックアップが2500円で手に入ってしまったので、これを付けてアコギ兼エレキ…まあ、フルアコと言えなくもない、にすることにした。

MorrisのアコギにDeArmondのPUシステムをつけているHoneyboy Edwards

 ↑は昔のディアルモンドにある、Elmore Jamesで有名なピックアップで、これがどうだったかわからないけどElmoreのやつとかは、ブリッジからテールピースの間の弦に挟んで固定できるコントロールがセットでついていて、ギターに穴をあけずに1ボリューム1トーンをも使える(しかも弦に挟むからアースも取れる)というすぐれものだ。でも現行で出てないし、eBayとかでビンテージを探すとまず3万はくだらない。そんな金は出せないので泣く泣くボディに穴をあけることにした。まあ、そもそもPUありきで始めたことで、泣く泣くでもないが。

 こういうのは準備というか手順が大事だ。既存のギターのパーツ交換とかはやったことあるが、一から配線組んで組み込むみたいなことはやったことがない。それで10日くらいかけてググったり、頭の中で考えたり、届いたPUをサウンドホールにあてがってみたりして構想をふくらませた。最終的な「やりよう」はこんな感じ。

  • コントロールは1volのみとする。配線が難しいし、穴あけは最小限にしたいから。

  • PUはサウンドホール裏のトーンウッドに板を貼り付けてそれをちょっと出し、「耳」にする。そこにねじ止め。

 まあ書いてみるとこんなもんだ。まあ配線自体はネットにころがってる図を参考にしただけだし、そこまで特殊なことをやってる訳じゃない。そうねえ。今回割とうまくいったのは工具をちゃんと揃えたからかなと思う。ピンバイスと、リーマーと、ワイヤストリッパー。学生の頃ならAmazonも使えなかったし金もなかったから紙やすりとかでがんばっただろうけど、こういうのはさっさと工具買っちゃったほうが後悔しない。

配線は当然ながら先にやる。
PUから出てる線のホットとコールドがわからなかったのでアンプに挿してノイズがどうなるかテストしている

 ボリュームポットに関してはサウンドホールに手を突っ込んで顔を出させ、ナットを締めることができたけどジャックはぎりぎり無理だった。無理やり転がしてたまたま出てくるのを期待して20分くらいやったけどこれは時間の無駄。結局ひもを結びつけてそれを引っ張る方式にしたけど、これもジャックの穴に紐を通して反対側にいらないポットを結びつけ、それを引っ張るという形でようやくうまくいった。ジャックそのものに結びつけると傾いてしまってうまく穴から出てこない。前に海外のリペアマンの動画で透明なチューブをはめてひもがわりにするみたいなのがあったがあれは上手い手だと思う。まあ、結局知恵を使った方が早いということ。

 PUの固定がやはり曲者だ。今回面倒だったし早くやりたかったので100均で買ってきたMDF板のバインダーをハサミで切ってボンドで固定したのだが、MDFってのはほぼボール紙みたいなもんなのであてにならない。でもちょうどいい薄さ大きさのメイプル材なんかは意外と手に入らない。そのうちぶっ壊れたらスクレイパーできれいにはがしてましな板をつけるとしよう。それかもうピックガード材みたいなのをねじ止めにしてしまうか。その方がメンテは楽だ。

 もう少し手順をしっかり書いて似たようなことをする人の参考になるように書きたかったが、まあいいか。自分が使うときめてやる分にはいいがある程度ギターの破壊なんで俺以外があんまりやっててほしいとも思わない。

 まあ一応気づきとして書いておくと、PUをつけたところでアコギはアコギであって、テレキャスターのリアピックアップをつけたところでテレキャスターみたいに鳴り出したりするわけではない。というと極端でかえって言いたいことから遠のいた気がするが。つまり、ピックアップはただのマイクなわけで、ギターで出てる音しか拾えないし、アンプもそれを増幅することしかできないのだ。ブロンズ弦を張ってたら余計そうだろうし、俺は最初010のエレキ弦を張っていたがやはり、なんか普通にエレアコみたいになっちゃったなという感じだった。
 俺はフルアコみたいにしたかったので、456弦だけフラットワウンドにした。するとフルアコっぽい鳴り方をするようになった。古いギターで弦高が高いので、123弦は010の普通のプレーン弦。これでジャズはできないかもしれんが古いブルースにはこれがいいのである。生音で弾いてもそれはそれで普通にアコギとフルアコの中間的に使える。

完成図

 まあこの話はそんな感じかな。

 先日やっとラジオの公開をした。3/24に録っていたので2ヶ月くらいかかってしまった。なんか先月あたりからブルースの方で色々動きがあってそっちの方に意識がかかりきりだった。やっと配信サービスもきめて投稿。これが、サービスとしての出来はいいのだが、収益化できるせいでnoteみたいに訳のわからん起業家だのダイエットだののアカウントから嘘みたいにいいねが来まくる。ああ選定間違えたかなと思いながら全員ブロックしてる。noteにしても今「ダイエット」という単語を含めてしまったから、また変なアカウントからいいねが来るかもしれない。とかくインプレッション商売の発明というのはうっとうしい環境を作り上げたものだと思わざるを得ない。まあ、だからこそ楽して編集したりBGMつけたりできるアプリとプラットフォームをタダで使わせてもらえるというのはあるのだが…。

 noteのフォロワーは友達だけだから、一応貼っておくか。改めて聞き返すとおれが話し手/聞き手として能力が低くて、相方のやながわさんに諸々気を遣わせてる感じが申し訳ない。聴いてくれた人に、何だこいつは、マンスプレイニング野郎だなあとか思われてないか非常に不安だ。
 まあ1回目で緊張しているのもあってふたりとも全体的に躁なかんじだ。回を重ねるごとにこれが落ち着いていくといいと思う。あと、テーマみたいなことももう少し準備した方がいいのだろうね。まあ、そういうのでもいいじゃん、とりあえず発表しちまえよというのが「イージャン」ラジオなので、気長に見守ってもらえると幸い。

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