架空漫才「入浴」
「どうもエノキノミです!よろしくお願いします」
『よろしくお願いします!』
「わたし海外旅行したことないから行ってみたいんですよね」
『海外旅行ね、いいですよね。どこか行きたいとことかあるんですか?』
「歴史ある場所がいいなと思って」
『あーなるほど、日本の京都!みたいなね』
「キューヨークとか行きたいですね」
『いやどこですかそれ、キューヨークって。ニューヨークみたいな』
「ニューヨークにヨークが移る前の、昔のヨークです」
『え?!あ!キューヨークって新旧の旧で旧ヨークってことですか?いやそんなとこ無いですからアメリカに』
「え?」
『え?じゃなくて。なんかその、日本で言う平城京から平安京に遷都するみたいな感じで港を移しながら歩んでるわけじゃないんですよアメリカは。それにね、もしそのシステムだとしてもニューの反対はオールドなんだからあなたが行きたい歴史ある場所はオールドヨークのはずなんですよ』
「ああ、歴史あるのはオールドヨークか!」
『オールドヨークも存在しないわ!てかそもそもアメリカに歴史なんてないんですから』
「ふーん」
『ふーんって。なにそっぽ向いてんですか』
「アメリカの方向」
『え、アメリカの方向なのそれ! えー、そんなに行きたいんですね』
「……おニューヨーク」
『なんですか?』
「おニューヨーク!」
『いやなんでいきなり おにゅー とか古い言葉つかって無理やり時代感じさせようとしてるんですか。もういいです、ありがとうございました』
一言コメント
お風呂入るのめんどくさい時に思いつきました
自動音声であててみました
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