発信のコツは気負わないこと - 自分の名前で仕事がひろがる 「普通」の人のためのSNSの教科書

こんにちは。佐藤@読書好きプログラマーです!

僕は今年の目標として「アウトプットを増やす」を掲げていまして、このブログもその一環であり、他にもTwitterやQiitaといった別のSNSや自作のサービスをリリースしてみたり色々試しています。しかし、SNSで定常的に発信し続けるというのは思いの外難しく、なかなかコンスタントに発信することができません。そんな時にちょうどよく以下の本を見つけたので読んでみました。

この本を読んで一番感じた定常的に発信するコツは「自分用のメモ帳としてSNSを利用する」ということです。自分から知識を発信すると気負ってしまうと、発信するためのハードルがどんどん上がってしまい何も発信することができなくなってしまいます。これは自分のメモであり、人に見られようが見られましが関係ないという気楽さが大事なようです。

自分のメモなんて何も価値がないと思うかもしれませんが、それは間違いです。あなたは価値がある情報だと思ったからメモしてますよね? ということは、そのメモは少なくともあなたと同じ考えの人には価値がある情報であるということです。もしかしたらあなたは自分のことを変わった人間だと思っているかもしれませんが、普通の人は自分のことを他人と比べて変わっていると感じる傾向があります。あなたという存在は全てを組み合わせると唯一無二の存在になりますが、個々の情報を見ていくと同じような人はいくらでもいます。あなたのメモはそのいくらでもいるあなたと似ている人にとっては役に立つのです。

一つだけ注意しに開ければならないのは、自分の口から発言できないことはSNS上でも発言してはいけないということです。過激なことは注目が集まりやすいですが、炎上して実生活に悪影響をもたらしては本末転倒です。過激なことを発言しても問題ないのは支持者に支えられて生活を成り立たせる人だけで一般人が行うにはリスクが高すぎます。炎上してもリスクなど無いと言いはる人がいますが、過激なことしか言わないSNSアカウントを運用している人間を一般人が現実世界で信用すると思いますか? 少ない支持者のむらの中で生活し続ける覚悟がない人は過激な発言で人目をひこうとするのはやめたほうが良いでしょう。

そこで使えるのが本書で推奨されている「徳力メソッド」です。

1. タイトルで言いたいことは語り尽くしてし合う
2. 本文は思いついたことをつらつらと
3. 閉まらない締め方。何もまとめずに終わる

要は「濁す」ってことですね。社会での立場がある人は極端な意見はなかなか言えません。支持している政党があっても余り口に出しませんし、人の宗教に文句を言ったりしません。自分の意見を主張するのは結構ですが、過激な発言をするのなんて身内で酒を飲んで酔っ払ったときぐらいで十分です。全世界にいつでも誰でも見えるように書けることは、波風が立たないことかド正論ぐらいです。であれば、自分の意見を濁しながら緩やかに発信する「徳力メソッド」ぐらいがちょうどよい塩梅なのかなと感じます。

この本は「自分の仕事で仕事が広がる」とタイトルにありますが、SNSで発信する上で学んでおいたほうが良いことは一通り書いてあり、まさに教科書という印象です。あなたがインプット効率を高めるためにアウトプットを心がけようと思っているのであれば、一度読んで見ることをおすすめします。


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