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2024年4月の記事一覧

サイトマップはこちらです

noteを始めて4ヶ月が経ち、記事もマガジンもだいぶ増えてきたので、サイトマップを作りました。 サムネ画像は、初めて作ったAI生成イラストです。Copilotに「地図を眺めている猫のイラスト風画像を作ってください」とリクエストしました。かわいくて気に入っております。風力発電のプロペラが1個だけ宙に浮いていますが、これもご愛嬌ですね。 自己紹介自己紹介している記事は3つあります。 1つ目は初めて書いたnote記事で、とても短いです。 この投稿の2日後、もうちょっと詳しく、

む、無理…【ただの日記】

今週、予定がたくさん入っていて、それぞれ準備したり気を遣ったりするイベントばっかりなので、noteが全然書けません。 どうして、予定って、こう同じ週に重なったりするのでしょうか… 私は要領が非常に悪いので、イベントがひとつあるだけでも無駄に消耗してしまいます。それが短期間に複数重なると、もう日常生活がままならなくなってきて、崩壊です。お呼ばれするだけならまだ気楽ですが、今週の予定は全部自分のところのお寺でやることなので、余計だめです。 先日、栃木県日蓮宗青年会(40歳以

立正安国論⑨【お祖師さまのおしえ】vol.18

【お祖師さまのおしえ】は、私がお祖師さま(日蓮聖人)の御遺文を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。 今回は「立正安国論⑨」です。(①~⑧はこちら) 参照しているのは、『昭和底本 日蓮聖人遺文』(日蓮教学研究所、改訂増補第三刷、2000年)と、『日蓮聖人全集 第一巻 宗義1』(春秋社、1992年)です。 さて、前回は、人民は仏法を信奉し、為政者も悪政を行っているわけではないのに、災難ばかりが続くのは、一体どのような誤りによるのでしょうか、という質問が、旅客(旅人

観世音菩薩普門品第二十五①~⑦まとめ【はじめての法華経】vol.15

【はじめての法華経】は、私が法華経を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。 前回までで、『妙法蓮華経』「観世音菩薩普門品第二十五」の約4割を読み終わりました。 ちょうど、無尽意菩薩の1回目の質問とそれに対するお釈迦さまの返答が終わったので、このあたりで一度、これまで読んだ部分をまとめようと思います。 現代語訳は、私が自分で書いたものですので、拙いですが、あたたかい目で見ていただければ幸いです。 ◇◇◇ 妙法蓮華経 観世音菩薩普門品第二十五 爾時無尽意菩薩。

精舎【仏教用語解説】vol.32

【仏教用語解説】のコーナーでは、さまざまな仏教用語を解説していきます。 第32回は「精舎」です。 ◇◇◇ 前回、古代インド・コーサラ国の都「舎衛城」について紹介しました。この舎衛城に、「祇園精舎」と呼ばれる、お釈迦さまが滞在するための建物があったと言われています。 今回はもともと「祇園精舎」の解説をする予定でしたが、記事を書き始めてから、いや、そもそも「精舎」の解説をしなきゃだめじゃないかと気づきまして、先に「精舎」の解説を書きたいと思います。 「精舎」という言葉の

立正安国論⑧【お祖師さまのおしえ】vol.17

【お祖師さまのおしえ】は、私がお祖師さま(日蓮聖人)の御遺文を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。 今回は「立正安国論⑧」です。(①~⑦はこちら) 参照しているのは、『昭和底本 日蓮聖人遺文』(日蓮教学研究所、改訂増補第三刷、2000年)と、『日蓮聖人全集 第一巻 宗義1』(春秋社、1992年)です。 さて、前回は、人々が様々な宗教・宗派の儀式を行って祈りをささげ、為政者も心を砕いているのに、飢饉や疫病はいっこうになくならず、まさに死屍累々という状況であること

観世音菩薩普門品第二十五⑦【はじめての法華経】vol.14

【はじめての法華経】は、私が法華経を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。 今回は『妙法蓮華経』「観世音菩薩普門品第二十五」⑦です。(①~⑥はこちら) 前回読んだ部分では、子どもが欲しいと思っている女性が観世音菩薩を礼拝し供養するならば、男の子であれば人徳と智慧を兼ね備えた子に恵まれ、女の子であれば整った容姿を持ち、過去世の善行によって人々から愛され大切にされる子に恵まれるだろう、と説かれました。 今回読む部分では、どのようなことが説かれるのでしょうか。 それ

「自然選択」って何?【研究ノート】

先日、研究所の年度始めの会議があって、今年度の研究発表の日程が決まりました。日付は7月29日です。 研究発表に向けて、いま、こちらの本を読んでいます。 まだ最初の10ページくらいしか読めていませんが、さまざまな生物の生態が紹介されていて、それを読むだけでもとても面白いです。 葉っぱを巣のなかに運んできて、それを菌床にしてカビを栽培するハキリアリという蟻の話とか、砂漠のオアシス形成の要因になっている、砂の中の微生物の話とか… ただ、理論的な話になると、生態学とか進化学と

舎衛城【仏教用語解説】vol.31

【仏教用語解説】のコーナーでは、さまざまな仏教用語を解説していきます。 第31回は「舎衛城」です。 ◇◇◇ 前々回、古代インドの強国・マガダ国の都市「王舎城」について解説しました。今回の「舎衛城」は、コーサラ国の都の名前です。 サンスクリット語では「シュラーヴァスティー」と言います。昔、サヴァッタという名前の仙人が住んでいたことから、このように名付けられたと伝わっているそうです。 「舎衛城」の他に、「室羅伐悉底」という漢訳語もあります。こちらの方が、「シュラーヴァス

私の作品紹介

今日は、noteの企画に乗っかって、私の作品紹介をしてみようと思います。 「作品」と言っても、アート作品とかではなくて、論文とスライド資料です。 ◇◇◇ みなさん、「researchmap」(リサーチマップ)ってご存じですか? 日本全国の研究者の業績が登録されている、「データベース型研究者総覧」です。 大学の先生になると、事務の方で勝手に登録してくれたりするらしいのですが、条件に合えば自分で登録することもできます。 私は運よく、日蓮宗現代宗教研究所という研究所に所属

立正安国論⑦【お祖師さまのおしえ】vol.16

【お祖師さまのおしえ】は、私がお祖師さま(日蓮聖人)の御遺文を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。 今回は「立正安国論⑦」です。(①~⑥はこちら) 参照しているのは、『昭和底本 日蓮聖人遺文』(日蓮教学研究所、改訂増補第三刷、2000年)と、『日蓮聖人全集 第一巻 宗義1』(春秋社、1992年)です。 さて、前回は、陰陽道の儀式を行って疫病退散を願ったり、苦しんでいる人民のために国主や宰相がさまざまな救済措置をとっている、ということが語られました。 今回は、

観世音菩薩普門品第二十五⑥【はじめての法華経】vol.13

【はじめての法華経】は、私が法華経を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。 今回は『妙法蓮華経』「観世音菩薩普門品第二十五」⑥です。(①~⑤はこちら) 前回読んだ部分では、最も基本的な煩悩である「三毒」である「貪欲」(=むさぼり)、「瞋恚」(=いかり)、「愚痴」(=おろかさ)によって苦しんでいる人も、観世音菩薩をつつしみ深く敬って心に念じることによって救われる、と説かれました。 今回読む部分では、どのようなシチュエーションで、どのような人々が観世音菩薩によって救

霊鷲山【仏教用語解説】vol.30

【仏教用語解説】のコーナーでは、さまざまな仏教用語を解説していきます。 第30回は「霊鷲山」です。 ◇◇◇ 前回、「王舎城」という、古代インドのマガダ国にあった都市について解説しました。 「霊鷲山」は、この「王舎城」にある山の名前です。 サンスクリット語では「グリドラ・クータ」と言います。「グリドラ」は「ハゲワシ」、「クータ」は山頂という意味です。山頂の形がハゲワシの頭の形に似ているので、このような名前がついたと言われています。 いまもインドに実在する山 霊鷲山