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誰かがお金をたくさん稼いだら誰かが貧しくなるって本当?【お金の備忘録】

お金を稼ぐということについて、どこかで引っかかっていることがありました。
ある人は、「自分が稼ぎ過ぎたらその分誰かが貧しくなるなんてことはない」「みんなが豊かになることはできる」と言いました。
それでも私はどこかで、「梨の木」のことを思わずにはいられなかった。梨の実をみんなで分け合えば集落全員が食べられたとしても、誰か一人が全部取ってしまったら行き渡らない人がいる。
お金にも同じことがいえるんじゃないかということがずっと引っかかっていました。だから1000万稼げる、1億稼げるというような話にもどこか抵抗がありました。

でも、もしかしたら、やっぱり「みんなで豊かになる」ことはできる気がしました。
ヒントは、木は育つ、そして木を育てることができること。愛をもって。
お金のことはいったんおいておいて、みんなが愛のこもった豊かな食べ物、衣服、サービスを作るようになったとしたら。それを分け合ったらそれが足りないなんてことがあるでしょうか。一人が一人に必要な分も作れないなんてことあるでしょうか。
今は、愛のない食べ物や衣服やものが出回り過ぎている。もし、愛のあるものを買おうとしたら、例えば無農薬無施肥の食べ物を買おうとしたら、倍以上の値段がかかる。手織り手縫いの衣服を買おうとしたら、何倍もの値段がかかる。
ここで一つ気付いたことは、私もそうだけど、会社員の多くはお金が足りてない方だということ。愛のあるものが買えるだけのお金がないということは、十分にお金がやってきていないということ。
もう一つは、私は愛をまだ十分に送り出せていないということ。十分なお金に見合っただけの愛を。
ただ、食べ物や衣服に関して言うと、自分で作るのが一番愛がこめられるはず。食べる人の顔を思い浮かべながら作るから。ということは、本当に豊かな暮らしを買おうとするよりは、たくさんの時間を得ることの方が大事かもしれません。それでも、全てを作ろうとするのではなく、作れないものは誰かから買う場合、私のお金はまだ不十分。
私の今年度の目標は、私自身の得意なことを愛をもって送り出す量を十分増やし、それで入ってきたお金を愛のあるものにつぎ込み、私にとって、家族にとっていいもので周りを満たすこと。身体も環境も満たすことにしようと思います。それが達成出来たら次は身近な人にその輪を広げていくこと。
それから、税金はどうしても削られていく。この税金の使い道も、豊かさにつながる必要があると思います。不要なアスファルトや建物や医療になるのではなくて。これは、一人の力ではどうにもならないので、ここにみんなが力を合わせる必要があると思います。

それから、お金=豊かさと考えている限り、お金を支配する人からは逃れられない気がします。なぜならいくら貯めても、インフレになったら一気に豊かじゃなくなります。それよりも、いつでも愛を生み出せて、渡せる力を持つこと。特に衣食住、中でも食を生み出せる力を持つことの方が、豊かでいられるような気がしました。

愛のないことに時間をかける割合を減らして、豊かに愛のあるものをみんなが作り溢れさせていくことで、みんなが豊かになれるのではないか、というのが今回の結論でした。

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