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本屋フォッグの活動報告:2024年3月後半

こんにちは。小さな書店「本屋フォッグ」の店主・イイムラです。
noteには、店舗を持つ本屋になるまでにしたこと、考えたことを書いています。
私が何者かについてはこちらの記事を読んでいただけたら嬉しいです。

この記事の内容:3月後半にやったこと

本の補充サイクルを確立

借りているすべての棚が埋まってから、ちょうど1カ月。
週に2、3回棚を見に行って、売れて空きがあったら補充する。
売れていなくても棚の見え方を変えるために数冊入れ替える。

補充するのは家に置いた在庫から。古本市等でごそっと買っておく。
本が売れようが売れまいが仕入れ続けていて、今月は自宅の在庫が常に30冊くらいで推移していた。

売れ行きも先月より良かったので、在庫が増えすぎてしまうということもなかった。
売れていく喜びを感じることができたし、売れた本の系統から仕入れを考えられるようになったのは嬉しかった。
ただ「これは売れないか……」と思って諦めかけていた本が売れたりして、傾向はいまださっぱり掴めない。
ぼんやりとイメージしている「本屋フォッグのお客さん」が好きそうな本を考えて仕入れていた。

店に出す本、出さない本を選べる段階にようやく入って、上手く売上に繋がった気がした時もあって、少し自信もついた。

売上:目標達成の一歩手前

3月の売上

本屋フォッグの棚から買ってくださった方々、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

先月の売上:9,280円
を踏まえて、3月売上目標をおよそ2倍の20,000円に設定していた。
↓ ↓ ↓
結果、
3月の売上:19,660円

惜しかった……。
買われた冊数が増えて、手応えをはっきりと感じることができた。

利益と今の課題

上記の売上は、3月中に仕入れに掛かった費用(約15,000円)よりも多くなった。これは2月からの前進。
でも、棚のレンタル料(家賃)を払えるほどの利益は出ていない。

課題も残っていて、新刊以外(つまり古本)で1,000円以上のものは一冊も買われなかった。
ここで買っておきたいと思わせるような本なら多少高くても(すごく高くても)買われるはず。売れやすいからと1,000円未満の本だけ置いたら、ある種の魅力を失ってしまうと思う。

4月の目標

仕入れ続けて棚の本を循環させる今のサイクルを続ける。
まだ試したいことが色々あるのだ。

4月の売上目標:25,000円
加えて、1,000円以上の古本が売れることも目標にする。

最後に独り言。
書店をやっているある方のX(旧Twitter)で、将来本屋をやりたい人が棚借り書店で練習のつもりで本を売ったところで利益が出るわけないし何の意味もないと言っているのを見かけた。
それを見て燃えてきたので、もっと売れる棚を目指しますね。


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