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親族が長生きを願う想いはどこまで許されるのだろうか。

先日、おじいちゃんが亡くなった。

孫の私が言うのもなんだが、お酒が大好きで、どうしようもない人だった。

おばあちゃんもお母さんも、そして私も、おじいちゃんにみんなみんな口を揃えて、「飲みすぎ!」と叱る。

それは愛ゆえのものだった。
おじいちゃんは近頃飲みすぎで何度か病院に運ばれていた。
みんなはおじいちゃんの健康を望んで、もう飲まないでくれとお願いしていた。

けど、おじいちゃんはそんなこと望んでなかった。しょっちゅう、もう満足してる。だの、最後までお酒を楽しませてくれ。だの、そんな感じだった。

私はおじいちゃんに何をしてあげられたんだろう。何が最善の行動だったのだろう。

注意するだけで、結局健康にも出来ず、おじいちゃんの生き方を肯定することなんてもってのほかだった。

もっと強く、何度も説明して、やめてもらうべきだったのか。それともおじいちゃんの生き様を見守っているべきだったのか。

思考が渦まき、後悔が残る3月半ば。
最後のお別れまでに、気持ちの整理をつけよう。

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