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軽率ダークサイド 2022/06/12

・休みたくて昼寝をしたのにイヤ〜〜な夢を見てしまい、結局寝る前より疲れて目が覚めることがたまにある。今日はそれが起きた。

・夢の内容は「法事で実家に親戚が集まっているところにしばらく会ってない高校の友達とその友達がやってきて、帰ってもらうまでなんとか説得し続ける夢」だった。俺、下手に死にかけたり痛い思いする夢よりこういう写実的なやつの方が圧倒的にイヤかも!!!!!

・起きてすぐスマホにメモを残したから今でも鮮明に景色も話した内容も思い出せる。なんならムカつけるし、起きた直後は「こういうことするからコイツ苦手なんだよな…」と存在しない記憶のせいで友達を嫌いになってしまうところだった。あぶね〜〜

・最初にイヤな夢のせいで体が休まらない的なことを書いたけど、こういう夢を見るときって大体寝室の環境が睡眠に適していないときなので、イヤな夢はただの防衛本能によるものなのかもしれない。今日も起きたらクソ暑かったから多分そう。



・寝起きの自分が考えることは謎で、急に「夢で嫌な気持ちになったから映画でも嫌な気持ちになりたいな…」と思い立ち、前にオモコロでそういう作品だけを集めた記事があったのを思い出して、検索した。

・これこれ。


・記事の中で挙げられた作品の中から「理不尽過ぎない」「ゴア要素が少ない(苦手なので)」「ギリ耐えられそう」みたいな自分の中で設けた基準を経て見る作品を決めた。それで見たのがこれ。



https://watch.amazon.co.jp/detail?gti=amzn1.dv.gti.2eac4458-93c3-1883-e521-14a2628ba784&ref_=atv_dp_share_mv&r=web


・結論から言うと、ギリ耐えられませんでした。

・ポスターとかあらすじとか記事内の紹介文とか見ていただければ何となくどういう作品なのか察せると思うんですけど、その推察通りの作品です。

・最初から最後まで嫌な予感だけがピンポイントで的中していき、物凄く落ち込んでしまう。そうなってしまう原因を挙げるとしたら主人公の少年・ブルーノがただひたすら無邪気で純真だったせいだけどそれを責めることは出来ないし、そもそも舞台が無邪気な子どもが不幸を被るような世界なので、この物語にハッピーエンドなんてものは最初から存在しなかったんじゃないかとすら思ってしまった。

・冒頭で表示される “子供にとって音や臭いや視覚で捉えたものが全てである  その裏にある真実に気づくまでは” という言葉がこの作品のすべてだと思う。ブルーノは真実に気付けなかったが故に不幸になってしまった。でも気付けって方が無理だって……

・終盤は特に「こうなったら最悪だな」と思ったことが立て続けに起きるので、心の平穏を保つためにスマホでtwitter見ながら視聴してしまった。普段は絶対こんなことしないよ!!?! でもそうでもしないと持たなくて……


・感想がこれだけだと最悪の作品だと思われてしまいそうだけど、物凄く良い映画なのは間違いない。ブルーノをはじめキャストの演技はみんな凄いし、物語の裏で起きている凄惨な真実をほとんど明確に描かないことで、「視聴者には分かるけどブルーノにはわからない」構造を作ってるのはもっと凄い。凄いけどそれによって負うダメージがデカ過ぎる!!!!!

・凄い映画だけど軽率に見るべきではなかった。それに尽きる。みんなは見るときはちゃんと覚悟を決めるか、何らかの方法で感情を失った状態にしてから見ようね。僕は向こう3年くらいは見たくないです。

・落ち込んだ心を癒やすためにゆっくりお風呂に入る必要があるので、今日の日記はおしまいです。

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