もうそこにあなたはいない
別れがあり、出会いがある
そんな代名詞の季節がこの国では
「春」と呼ばれ、
桜が咲くと同時に、散っていく時に訪れる。
送られる者と、残される者
別れを実感するとき
それはきっとジワジワと別れたあとに、時間差で訪れるものなんだね。
いつもいる所に、あなたはもういない。
どこを見渡しても、あなたはいない。
「いつも」が、日常から無くなったことに
気づかされる。
送られた者も、そろそろもう戻れないことを実感し始める頃だろうか。
去った者も、見送った者も
これから新しい一日を
新しい一歩を
まっすぐ前を向いて
踏み出さなければならない。
あと何度、人を見送ることになるのだろうか。
20230403 春
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