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_kei_
心のひだにふれる
幼年文学の講座を受けたとき、読書とは心のひだにふれる行為だ、という説明を聞き、それ以来この言葉が好きでよく思い出します。
音の波長のような波が、上が薄くて下にいくほど濃くなる色のグラデーションの中を進んでいくイメージ。自分の波長と、物語のもつ波長が触れたときの化学反応がある種のときめきだと思います。
ひだにふれるのは、最近ちょっとがんばらないといけなくなってきました。無意識にサーっと読むと、波長が浅くてひだに引っかからないときもあるからです。本当に物語を味わいたいと思うと、読書中は自分の波長を敏感にキープしておかないといけません。
先日参加した読書会で、ちょっと失敗したので反省しています。ひだで言うなら浅すぎました。初心にかえるための覚書でした。
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