今週の日記 4/14〜4/20


4/14 自転車に乗って桜を見に行ってきた&アムステル・ゴールドレース


まず、クロスバイクのタイヤに空気を入れる段階ですでにつらい。腕力がなさすぎる。
そして、乗り方を忘れる。
ペダルは最初どっちの足にかけるんだっけ?
「一度自転車の乗り方を覚えた人間は、二度と乗り方を忘れることはない」と言われているが、私は人間じゃないのかもしれない。
そんなやつが公道を走っていると思うと怖すぎる。
危ないのでなるべく車が通らない道を選ぶ。
走りだして2分で向いてない、と思う。
息はきれるし、足は重いし、なんだか痛くなってきた気もする。
自転車が好きな人たちをみていると、自転車は楽しくて遠くまで行ける夢の乗り物のようだ。
でも自分にはまだまだそうは思えない。
坂では苦役、という言葉が浮かぶ。
即、諦めて自転車を降りる。
桜をみてすぐ帰ろう、と思う。

果たして、桜は美しかった。
そこから遠くに海と街が見えた。
歩いて近くの神社にも行ってみた。
誰もいなかった。
境内が陽にあたっていてきれいだった。

急に、隣町の桜の名所にも行けそうじゃない?という気になってきた。
喉元すぎて熱さを忘れすぎている。
いつもそう。グラタンやドリアをあせって食べて口の中をやけどする。
それは全然関係なかった。

ひーひー言いながら自転車を漕ぐ。
途中でお年寄りの電動機付ママチャリに抜かされる。
未就学児のストライダーより遅い自信がある。
車が通らない道ばかりを選んで来たら、未舗装に出てしまった。
人生か?
なんとか隣町に着いた。菜の花とさくらがきれいだった。
桜の花が川面に落ちて水玉になっていた。
想像していたよりずっと良い景色だった。
近所なのに初めてきた。
いつも車では通り過ぎるけど、駐車場もないし素通りしていた。
帰りのことを考えると、歩きでは微妙に来れない距離だ。
……歩きでは来れない距離を初めて自転車で走った!!
ちょっと感動した。
多くの人類にとっては小さすぎる一歩だが、自分にとっては大きな一歩だ。足が痛い。
この距離で足痛いってなんなんだ。
乗り方が悪いのか筋力が無さすぎるのか…。
またうんうん唸りながら家まで帰る。走る、というか、もはや蠢きながら帰る。もちろん坂は押した。

帰ってきて昼寝をした。
自転車が好きかどうかはまだよくわからない。
つらさの方が勝つ気がする。
でも次はもう少し遠くまで行ってみたいなと思う。
ダムに行きたい!でもこの脚じゃまだまだ無理だ。
太ももを鍛えるのにスクワットでもしようかな。

この日の写真か忘れたけどさくら

夜はアムステルゴールドレース。好きなレースだ。
2019年にマチューが勝ったときのことが忘れられない。レースを観たあとに眠れなかったことをまだ覚えている。

女子レースから始まった。
警察の警備の方が事故に遭われたということでニュートラルに。大きな怪我ではないことを祈る。
コースが短縮されたことによって、スプリンターに、より有利な状況になった。
残り距離が減ってもプロトンは逃げを捕まえず、タイム差は1分近くにまでなった。
絶対王者SDWorxは我関せずだ。
こちらとしましては別に逃げ切ってもらってもかまいませんが?と言っているようだ。
全然良くないのに!!
エスケープコレクティブの記事ではSDWorxはまたチキンゲームをやった、と書かれていた。
(ツールドフランスでもSDWorxはこの戦略を取った。)
SDWorxの神ルーラー、ロイサーがいればこんな展開にはなっていないはず。
もはや逃げきりかという雰囲気が漂い始めた頃、もう1人の神ことトレックのファンダイクと、ルシンダ・ブラントがプロトンを牽き逃げを吸収した。残り2kmの地点だった。
スプリントになれば、強力なスプリンターが他にいないこのレースで勝つのはウィーベスしかいない。
しかし、ウィーベスが勝利を確信しガッツポーズをしているその横で、先にフィニッシュラインを越えていたのはフォスだった。

どんまいとしか言いようがない。
ウィーベスも次からは油断しないだろう。
チームメイトのフォレリングも、ワウトもアラフィリップも、みんなやっちゃったことあるから大丈夫だよ。
私なんか会社で使うトイレットペーパーの発注数を間違えて、会社をトイレットペーパーだらけにしたことがあるよ。大丈夫だよ。
そんなことを言われても大丈夫な気がしないだろうな。トイレットペーパー関係ないし。

私のわけのわからない感想より、エスケープコレクティブのこの記事を読んだほうがどんなレースだったかがわかる。


男子はピドコックが優勝。
マチューは単純に調子が良くなかった。
アルぺシンのアシストも中盤には消えていた。
そういうときもある。人間だから。
人間だった!ちょっと安心する。
2位はべノート、3位はヒルシだった。

ピドコックはポガチャルやマチューほどの異次元の強さはないけれど
優勝が期待されるマチューのいるグループに留まるのではなく
前の逃げに飛び乗るという勝負勘の強さ!に天性の才能を感じる〜。
小さい身体と軽い体重でもってスプリント勝負に勝つのもかっこいい。

ところでピドコックはお酒を飲まない。
だからせっかくのアムステルビールもちっともおいしくなさそうに飲む。

せっかくのといいつつ、私も飲めないから本当は全然せっかくのとは思っていない。

ピドコックはアルコールだけじゃなくコーヒーも飲まない。
夜遊びもしない。
このインタビューが好きだ。だいぶ古いけど。

同年代の子たちはお酒とや女の子に夢中だけど、トレーニングをサボって、夜遊びをしたいとは思わないの?という質問に

「お酒は好きじゃないし、パーティーはつまらない。ドライブしたり、マウンテンバイクに乗ったり、ヨークシャー・デイルを100マイル走ったりできるのに、なんで立って踊ったりするんだ」

cyclist.co.jp.uk

また、昨今ジュニアの年代から直接WTチームに行く選手が多いことについてどう思うか聞かれて

「健全ではないが成功はしている」

と答えていた。賢いな〜!と思った。


ピドコックについて知らなかった○○のこと

ピドコックは二日酔いになったことがない。
なぜなら4回しかお酒を飲んだことがないから。
(2021年時点)

ピドコックはスヴェン・ネイスを知らなかった。
(ネイスを知らなくてもCX世界チャンピオンになれる)

ピドコックは一輪車にも乗れる。

知らなかったことが7から21に増えてる。
さすがにその間、4回以上はお酒をのんでいるのでは?

GCNのインタビューではお酒を飲まないなら何を飲むの?と聞かれて
「リンゴジュースかな?」と答えていた。かわいいすね。


アムステルゴールドレースで印象的だったシーン、あとはもうこれしかない。
ファンセヴェナントのすごいダンシング。
絶対、運動力学に適ってなさそう。
でも落ちては何度も前にくらいついて、この大きなレースで4位に入った。
めちゃくちゃなダンシングでいつかレースに勝ってほしい。


Cycling out of contextで構成されてる日記ってなんかいやだな。


4/15 昼寝がしたい

金土日と毎日昼寝をしていたので眠い!!!!
ああ毎日昼寝がしたい。

宇多田ヒカルのサイエンスフィクションを聴いている。
いつもプロフェッショナルでかっこい~。

脳がバグって顔を洗いながら「おいしい〜」と言ってしまって自分が心配になった。
友だちから、今度ファミレスにいこう!と連絡がくる。うれしい。
ネットでメニューを検索してイメトレをする。

少し勉強。


4/16 だめ日

今日はまるでだめな日だった。
明日のフレーシュワロンヌだけをたのしみに生きた。
ほんの少しだけ勉強。


4/17 フレーシュ・ワロンヌ

水曜日はレースを観ていい日。
フレーシュワロンヌ!!好きなレース!!
全部好きなんじゃん。好きです。
男子のレースは悪天候による(雨、雹、雪、雷等、雨冠全部みたいな)
厳しいレースとなった。新城選手の話によれば気温は0度にまで下がったとか…。
低体温症でDNFした選手の情報がレース中にも流れてくる。
レース後に見かけた、スケルモースが低体温症で動けなくなっていた動画もショッキングだった。
エースだから余計頑張ってしまったんだね。

こういう悪天候のレースや落車の多いレースを見ていると、暖かく何の危険もない部屋でレースを見ていることに罪悪感が湧いてくる。
うしろめたい。
選手にも、そんなに無理しなくてもいいよ、はやく暖かいシャワーを浴びてほしいと思ってしまう。
でも中止にならない限りレースは続き、レースがあれば勝者がいる。

そんな中、目立っていたのはUNO-Xだった。
北欧の選手は寒さに対する耐性が違うのか、
それとも寒さをよく知っているだけに対策を怠らなかったのか。
完走できたのは44人、全員が完走したチームはUNO-Xだけだった。
冷えることはわかっていたので、しっかりと寒さ対策をしていたらしい。

しかし勝ったのはスティーブン・ウィリアムズだった。
ユイでのアタック、素晴らしかった!左からスッと抜けて
ギューンと登っていって、誰もついていけなかった。
イスラエルの完走者はウィリアムズただ一人だった。

「Today, with the weather, I enjoy racing in these conditions,」

と言っていた。(Stevie Williams tames the Mur de Huy to win La Flèche Wallonne - Israel — Premier Tech Pro Cycling Team (israelpremiertech.com)
エンジョイ!?
そういえばアークティックレースというノルウェーの北極圏のレースで、とても寒そうな日に勝っていた。
ジロ・デ・イタリアに向いていたりするかな。
2位はヴォークラン、3位はファンヒルスだった。

「UNO-Xが朝食に食べているものを教えてください。自分も食べるので」
とジョークを言ったトーマス・デヘントに、アイスを食べている写真を送ったアンネシュ・ヨハンネセン。
よくあんな寒いレースを走り終わったあとにアイス食べられるね!!
さすがバイキングの子孫(?)
対策云々というより、そもそもの身体の作りが違うような気もしてきた。


一方で、逃げに乗っていたジェームス・ウィーランは、レース当初の暑さからジャケットを脱ぎ捨ててしまっていた。
いよいよ寒くなってきた頃、チームカーはプロトンの後ろにいた為、ウィーランはすぐにジャケットを受け取ることができなかった。
たしかにウィーランが寒さでなかなか上着を着れないでいる姿は、しっかりとテレビに映っていた。

限界になり、知らない人の家の前で動けずに震えていると
家の人がウィーランを中に連れて行き、タオルをくれ、分厚い冬用ジャケットを着せてくれた。
一杯のお茶を渡され、ウィーランは体を温めた。
「彼らの犬がとても心配そうに私を見ていたのを覚えている…」
犬も心配するほど寒そうだった…。

そして、救急車に助けられた。

「1時間、制御不能で狂ったように震えていた。」

「これまで自転車に乗ってきた中で最も寒かった。」

「止めるしかなかった。変な感じだけど、止めてよかった。 体がしびれるような感覚に襲われ、もはや選択の余地がなくなる瞬間が来るまで、私は自分の寒さを受け入れることを拒否していた」

選手は限界まで走っている。
そんなに無理しなくてもいいのに、なんて思うのはおこがましいことなのかもしれない。
でも、無理しないでほしい…。



女子も例によってユイの壁勝負に。
勝ったのはニエウィアドマ。
フォレリングは2位、ロンゴボルギーニは3位だった。
シンプルに強かった!一番脚があった。

カシアさんが勝った!!!
5年ぶりに勝った。涙の勝利だった。
もらい泣きしそうになる。

あの勝利で、長い間夢を追い続けている多くの人たちに勇気を与えることができたと思う。
私は多くの失敗や2位、3位を経験してきたけれど、次のレースでは勝てるとずっと信じてきた。
だから、このレースが、夢を追い求め、信じ続ける人々を鼓舞するきっかけになればと願っている。

https://www.wmncycling.com/kasia-wins-la-fleche-wallonne/

「信じていれば夢は叶う」という言葉ほど無責任な言葉もない、と常々思っているが、ニエウィアドマに言われると、本当にそうですねと素直に思える。胸打たれる。
もちろんそれは信じるに値する力を持っていたからだ。
報われて当然と思えるほど。

私はいつもこのようなハードでチャレンジングなレースから恩恵を受けるので、コンディションは私の味方だとわかっていた。

https://www.wmncycling.com/kasia-wins-la-fleche-wallonne/

男子も女子も悪天候に強い選手が勝ったということか〜。

昨日、パートナーの祖母が亡くなり、彼女のために走ると言った。
彼女の婚約指輪をして走った。ゴールした瞬間、彼女のことを思い出した。この勝利の瞬間は、さらに特別な時間になった。

https://www.wmncycling.com/kasia-wins-la-fleche-wallonne/


ワロンヌとロンドの表彰台が被っているというのが女子レースという感じがする。(フォレリング以外)ある意味全員ポガチャルみたいな。

ローイヤッカースが、逃げに乗った上に6位に入っていたのが印象的だった。

ユイの坂でずっと先頭を走っていたフォレリングは、今期未だ勝利を得ていない。
判官贔屓なのか?勝てない選手を好きになってしまう。リエージュでは勝てるといいなぁ。


4/18 寝てないから言動がおかしい

上司と話していて提出する書類があったことを思い出し、渡すときに焦って「あっ!これ、よかったらどうぞ!」と言ってしまった。
お土産渡配ってるんじゃないんだから。
少しだけ勉強。昨日は遅かったので眠くなってはやく寝る。


4/19 食べ物のことしか考えられない

1日中食べ物のことばかり考えていた。
勉強はしなかった。
ものすごい大風が吹いて、少し残っていた桜もどこかに全部飛んで行ってしまった。

茨木のり子の詩集を読む。

「さくら」という詩

 さくらふぶきの下を ふららと歩けば
 一瞬
 名僧のごとくにわかるのです
 死こそ常態
 生はいとしき蜃気楼と

『茨木のり子 詩集「さくら」』

大風で飛んでいった桜はどこかで蜃気楼を作っているのかもしれない。


4/20  今年2回目の自転車

調子にのってまた自転車に乗った。
調子と自転車に乗ってみた。
ど田舎なので、行くところといったら海か山しかない。
山はつらそうなので海に行く。
行きは下りと平坦な道しかない。
なんか、たのしい気がする!
足も痛くないし、農道を走っていれば車も通らないし、わりと気分良く乗れている。
スウェットパンツを履いて行ったら(まず選択が間違っている)チェーンに絡まりそうになって危なかったので、靴下の中にスウェットパンツの裾を入れるという反スタイリッシュな対策を講じる。
というか、今まで一度もスタイリッシュだったことはない。
海は曇りでどんよりしていて誰もいなかった。
まぁ、こういうのも嫌いじゃないぜと思う。
砂浜になんか変なものは落ちてないかな〜と探したけれど、何も落ちていなかった。
靴下の中にパンツの裾が入っている人が1番変だった。
帰りは登り。つらい。
行きは下りだったから楽だったのか。当たり前のことに気づく。
でも一つ目の坂は自転車に乗ったまま坂道を登った。
二つ目の坂は降りて押して歩いた。
家に帰ってきたら天気が良くなっていて、もう少しゆっくり行けばよかったと思った。
合計6kmくらいの旅だった。
お昼ごはんがおいしく食べられた。

日記が長すぎる!!!!
でも本当はもっと書きたいことがある。
ツアーオブ・ジ・アルプスのファンペのこととか。

スクワット全然してない。

流木を入れればおしゃれな写真になるのでは?と思い撮ってはみたものの、全然ならず謎の写真になった。

英語は全部自動翻訳に頼っているけど、間違っていたら、というかたぶん間違ってるので誰か教えてください。
日本語も、というか全てを間違ってるので教えてください。よろしくお願いします。
























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