日記#5 「ていねいなくらし」がしたい!

 いわゆる、「ていねいなくらし」というものがしたい。『みをつくし料理帖 八朔の雪』を読んでつくづく思った。
 毎日決まった時間に眠り、決まった時間に起きる。食事は一日三食、身体にいい美味しいものを作って食べ、余暇は読書や手芸の趣味を楽しみ、心に余裕をもって過ごす。これが私の考える理想の「ていねいなくらし」。これがしたい。

 では、今はどうか?日付が変わってから、朝仕事に行かなければいけないギリギリの時間まで眠っている。食事なんて朝は食べず昼はカップ麺、夜は外食、口寂しいときにはスナック菓子。暇さえあればスマホをいじり時間を溶かす。最悪だ。

 ではなぜそんな生活になってしまうのか?言い訳であることは分かっている、ということを前提で話を進める。
 仕事がシフト制であることは、すごく大きい。仕事に出る時間も帰ってくる時間もバラバラで、遅い日は21時過ぎに仕事が終わる。そんな時間に仕事を終えて帰ってきてから食事を作る気などさらさら起きない。今流行りの「つくりおき」をしたいと思っても、冷蔵庫が激狭で、保存できたもんじゃない。

 じゃあどうすれば「ていねいなくらし」ができるのか。
 どう考えても仕事の時間が邪魔すぎる。例えば9時半に出勤する日は8時に起きて8時半に家を出て18時に退勤する、帰ってくるのは19時である。そこから買い出しに行き、ご飯を作って食べたら20時半から21時くらいにはなるだろう。23時には布団に入りたいとして、入浴の時間も踏まえると、余暇なんてないようなものだ。その時点で、理想の生活なんてできない。余暇のために私は生きていると言っても過言ではないからだ。

 だから今、私は揺れている。仕事のために生きているわけじゃない。でも、仕事をしないと生きていけない。今している仕事はやりがいがあるし、給料的にも生活できないほどじゃない。慎ましく生きている分には十分だ。
 でも自分の理想の生活をするには、今の仕事の形態では難しい。だから、私は変わらなければいけないんだ。

 来年、私はパートナーと生活を共にする予定である。それを機に、引っ越しもする。このタイミングが、生活を変えるいいきっかけになると考えている。この1年で、自分の理想の生活をもっとハッキリさせて、それに向けて頑張って生きたい。

 私は、「ていねいなくらし」がしたいんだ!

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