2月14日

バレンタインらしいけど、わたしは東京で仕事だった。
年に一回ある、全国の店長が集まって今年度の目標や店の成果を発表する報告会。
わたしは店長でもないまだまだピヨピヨのひよこ平社員なのだけど、光栄なことになぜか発表者に選ばれてしまい、全国の敏腕店長に囲まれることに怯えながら会場に向かった。
でも会場の席順は、お話ししたことがある近畿の同い年の店長と、いつもLINEでやり取りしている名古屋の店長のとなりでとても心強かった。
実は弊社の全国の会ったこともない文芸好きの方たちとのLINEグループがあり、今日はやっとそのメンバーとお会いすることができて、謎のプチオフ会みたいでそれはそれは嬉しかった。
自分の勤めてる会社内でオフ会する人、なかなかいないと思う。
みなさん大先輩だけど、わたしが発表することをとても喜んでくれて、頑張ってねと応援してくれて、会場全体は8割方会ったことがない方々ばかりだったけど、いつもの味方が見守ってくれているということだけですごく安心することができた。

わたしの発表は、POPの活用方法だったり、楽しい企画を考えることだったり、とにかく「来たくなる書店」をどう作るか、という内容だった。
他の発表者の方々は、売上を確実に上げるとか、店の存続のために業務の効率化に努めたとか、具体的な数字を示していて、わたしの発表は異色になるだろうなと以前から思っていた。
でも、自分のやってきたことに自信や誇りは持っていたから、こういう機会を設けていただいたことで、自分は間違ってなかったと思うことができて大変有り難かった。
人前で話すことが大の苦手で、心臓が肋骨を突き破りそうだったけど、話し始めてみると意外と大丈夫で、え!?わたしやるやん、しゃべれるんやん。と思ったりした。
あと、発表者は会社から金一封をもらえるので、読む用の原稿にデカデカと「これ読めば金もらえる!!!」と書いておいたのもよかった。
終わった後もいろんな人に「よかったよ」と言ってもらえたけど、自店で研修をしている新卒の子が「五月さん一番格好良かったっす」って言ってくれたのが一番嬉しかった。
自分の後に入ってくる子たちが楽しく、良い環境で働けるようにしていきたいなと心から思う。

疲れたけど、良い話もたくさん聞けたし良い経験だった。
わたしはやっぱりこの仕事が好きだなと思った。
あしたからもまたがんばろう。

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