植物美容のお話(精油とハーブ)
今日はハーブ&アロマサークルの日でした。
昼の部は2名、夜の部は1名の方が来てくださりハーブバームづくりを楽しみました。香りに包まれながらの、癒しの時間。素敵な方たちと過ごすことが出来て良かったです。
講座は、植物美容についてお話させて頂きました。内容の一部をこちらでもシェアさせて頂きます。ご興味があれば試してみてください。
植物美容のお話
~精油編~
精油(植物)の持つチカラをお借りして、日々の美容に取り入れてみましょう。精油を使ったアロマテラピーの利用法は、芳香浴や沐浴法、湿布法やフェイシャルスチームなど様々。今回は、みつろうの作り方と、スキンケアにおすすめの精油を紹介します。※手作り化粧品は自己責任の元で使用してください。
ミツロウクリーム(30g)のレシピ
植物油25ml
ミツロウ5g
精油1滴
①植物油とミツロウをビーカーに入れ、湯煎にかけます。
②ミツロウが溶けたらガラス棒などで混ぜて火を止め取り出します。
③粗熱が取れたら精油を加えて混ぜて、固まるのを待ちます。
柔らかめに作りたいときは、植物油28ml、ミツロウ2gにするなど調整してください。シアバターも一緒に入れて作る方法や、ホイップ状に作る方法もありますので、また別の機会で紹介しますね。上記の作り方が一番シンプルで続きやすいかとは思います。冷暗所で保管し1か月以内に使い切りましょう。
精油濃度は低めのレシピを紹介していますが、肌に異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、医療機関を受診してください。
スキンケアにおすすめの精油
〇ラベンダー、ローズ
肌のトラブル全般に。ラベンダーは細胞の活性化や抗炎症作用に期待できます。ローズオットーは肌の弾力を回復する作用があると言われています。
〇ネロリ
皮膚温度低下による乾燥肌に。ストレスから肌荒れの改善やアンチエイジングにも期待できるといわれています。
〇ローマンカモミール
抗炎症作用があるといわれ、スキンケアに利用されます。セルフトリートメントで肌のキメが整ったという報告もあります。
〇ゼラニウム
皮脂のバランスを調整する精油として活用されています。女性特有の悩みにも活用されています。
〇フランキンセンス
肌のはりを保つなどエイジングケアに効果がある言われています。
〇ティートリー
抗菌作用があり、ニキビケアやフットケアに活用されます。
〇ローズマリー
肌を清潔に保つ作用があるとして、頭皮ケア、血行促進に。
植物油は、ホホバ油やマカデミアナッツ油などがおすすめです。皮膚の乾燥が気になる方はスイートアーモンド油もよいかと思います。
~ハーブ編~
ハーブも美容に利用できます。精油より作用が穏やかで、内側(内用)、外側(外用)両面からアプローチできます。
≪内用≫
〇スギナ
古くから緩和な利尿剤として活用されてきました。ケイ素を豊富に含み、カルシウムと共に骨や歯、髪や爪を丈夫に保ちます。また、コラーゲン、エラスチンなどの結合組織を強化し、シミやたるみを予防します。※安全性『メディカルハーブ安全性ハンドブック第2版』では、クラス2d。腎臓疾患のある人への使用禁止。
〇ネトル
利尿、浄血作用があり、体質改善ハーブと呼ばれています。体内の老廃物を除去して、ニキビや吹き出物ができやすい人の体質を改善し、肌を整えます。
〇ダンディライオン
デトックスハーブ。腸内環境を整えて、ニキビや吹き出物改善に役立ちます。
〇ローズヒップ
ビタミンCを豊富に含みます。コラーゲンの産生を促して弾力性のある肌を保ちます。便秘を促す緩下作用もあります。
≪外用≫
フェイシャルスチームや湿布法などでお肌のケアを楽しみましょう。
フェイシャルスチームのやり方
①洗面器にドライハーブ10~15gを入れお湯を注ぎます。
②バスタオルを頭からかぶり、顔を洗面器にふせて目を閉じながら蒸気を顔に10分程度当てます。敏感肌の方は5分ほどにします。やけどに注意してください。
湿布法のやり方
①洗面器にドライハーブ10~15gを入れお湯を注ぎます。(私は鍋で沸騰させた後、お茶パック入れたハーブを投げ込んで抽出させています)やけどに注意してください。
②冷めるまでハーブを抽出して(または冷蔵庫で冷やして)フェイシャルマスクやガーゼなどに含ませて5~10分皮膚に当てます。
〇ジャーマンカモミール
肌荒れ、日焼け後の皮膚のケアに。美白作用も確認されています。
〇カレンデュラ
皮膚や粘膜を修復、保護し、湿疹によるかゆみなどを緩和します。日焼け後のお手入れや、軽いやけどの手当にも。植物油を使って脂溶性成分を取り出す浸出油としても活用も出来ます。(別の機会に紹介しますね)
〇ウスベニアオイ、リンデン
粘液質を豊富に含み保湿にすぐれているので、乾燥肌に用います。
〇タイム
抗菌ハーブ。ニキビや吹き出物にフェイシャルスチームなどで用います。※妊娠中は使用を控えてください。
〇マルベリー
美白作用があることで知られています。
※お肌の感受性は個人差があり、同じ人でも体調の変化や月経前後で敏感に変化することもあります。特に敏感肌の方はパッチテストを行い、使用量も少なめからはじめてみましょう。強いかゆみや原因の分からない湿疹が出たときなどは、自己判断で精油やハーブ使用せず、すぐに医療機関を受診してくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました♪