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暮らしに取り入れる芳香蒸留水

今日はハーブ&アロマサークル第6回目でした。
夜の部にF様が参加して下さり、スキンローションとトリートメントオイル作りを楽しみました。
Fさんが選ばれたスイートオレンジやマジョラムの温かみのある香りにとても癒やされました。

講座は芳香蒸留水についてお話させて頂きました。講座内容の一部をこちらでもシェアしますので、ご興味のある方は是非…♪

暮らしに取り入れる芳香蒸留水

「水蒸気蒸留法」という抽出方法で精油を抽出する際に、副産物として得られる水溶液があります。これを芳香蒸留水(フローラルウォーター、ハーブウォーター)と呼びます。
 芳香蒸留水は、わずかに精油成分が含まれていて香り豊か。
 精油のように禁忌事項もなく、希釈せずそのまま安心して使えます。

〇主な芳香蒸留水と活用例

ラベンダー
 抗炎症作用が期待され、オイリー肌のスキンケアやニキビや日焼け後のケアに最適です。たっぷりと手に取り、直接肌になじませましょう。赤ちゃんのおむつかぶれにも。
 スプレーボトルに入れかえて、ルームスプレーとして枕元にふりかけるとリラックスや安眠に。

ダマスクローズ
 保湿力が高く、乾燥肌やシミやくすみの予防に活用できます。
 メンタル面では、華やかバラの香りが不安や落ち込みを優しくなぐさめ、気持ちを落ち着かせてくれます。

ネロリ
 スキンケアに幅広く活用されます。保湿、収れん作用があり、特に乾燥肌や加齢肌が気になる方におすすめです。
 柑橘系の甘い香りは、沈んだ気持ちを高揚させてくれます。

カモミール・ローマン
 抗炎症作用、保湿効果が期待され、肌荒れや乾燥によるかゆみだどに活用できます。頭皮の乾燥やかゆみが気になるときにも。敏感肌の方やお子さま、お年寄りにも使えます。
 リンゴのような甘いフルーティーな香りは、心身の緊張を和らげてくれます。
 ※キク科アレルギーの方は使用を控えてください。

ローズマリー
 収れん、抗菌作用に優れ、肌荒れやニキビケアなどに活用できます。抜け毛やフケの予防にも最適です。ヘアスプレーにして頭皮にふきかけ軽くマッサージしてみましょう。
 清潔感のあるスッキリとした香りは、集中力や記憶を向上させてくれます。

ユーカリ グルブルス
 咳やたん、鼻づまりなど呼吸器系の不調に利用できます。風邪やインフルエンザの予防にルームスプレーとして活用できます。

メリッサ(レモンバーム)
 抗炎症作用があり、かゆみや肌荒れのケアに。
 また、頭皮の皮脂をコントロールしフケの予防にも活用できます。

≪注意事項≫
・成分に水、精油、香料などが記載されていないことを確認し、水蒸気蒸留したものを選びましょう。また、植物の学名が明らかなものを選びましょう。
・芳香蒸留水は、開封後冷蔵庫で保管し、3か月以内に使い切りましょう。

〇スキンローションレシピ

芳香蒸留水をそのまま化粧水として活用できますが、好きな精油を加えてオリジナルの化粧水としてお肌のケアを楽しんでみてはいかがでしょうか。

①ビーカーに無水エタノール5mlを入れて、精油を1~5滴加える。ガラス棒などでよく混ぜる。
②芳香蒸留水40mlとグリセリン5mlを加え再び混ぜる。
③容器に移し、ラベルを貼る

私は、グリセリンの代わりにジェルベースを使っています。

※冷暗所で保管し、2週間以内に使い切りましょう
※使用時は容器をよく振りましょう
※光毒性に注意が必要な精油、皮膚刺激に注意が必要な精油は使用を控えましょう。
※肌に異常が感じられてたらすぐに使用を中止し、医療機関を受診してください。
※手作りローションは、自己責任の元で作成してください。

最後まで読んで下さりありがとうございました♪