就職活動を始める前に大切なこと　意識すること

今日から、就職活動を始める前に大切な「考え方」「姿勢」について触れたいと思います。これは、就活生だけでなく、新社会人にも言えることだと思います。今までの学生モードから社会人モードに移るためにはどのような心構えが必要なのでしょうか。

1回目は「意識」することです。

皆さんは、就職活動についてどのように情報を集めるでしょうか。サイトや書籍、先輩、キャリアセンター。その方法は様々だと思います。しかし、私がそれ以上に大切だと思うことがあります。それは「偶然性」です。

就職活動とは、雑にいえば「企業を選択すること」ですが、企業の数は、大学や高校の数とは比べ物になりません。日本の大学数は768大学（2018年度4月時点 http://eic.obunsha.co.jp/resource/viewpoint-pdf/201807.pdf）。日本の企業数は382万社です（2014年時点 https://crowdsien.com/lab/?p=824）。

768　ｖｓ　3820000

これだけの数の中から、企業を1社選ぶというのは、もはや偶然でしかありません。たまたまこの会社を知っていた。たまたまこの会社について触れる機会があった。たまたまこの会社の人と知り合った。この「たまたま」をどれだけ増やすかが、自分の可能性を広げます。

では、「たまたま」＝「偶然性」を広げるにはどうすればよいでしょうか。

そのためには、「意識」することです。

世の中はたくさんの情報に溢れています。その中から、就活に関する情報を意識して自分に手繰り寄せるのです。

意識することで、今まで気づかなかったことに、気づくようになります。この「気づき」の総和が偶然性を広げるのです。

広告業界の考え方に「カラーバス」というものがあります。これは「赤を意識する！」と決めて街中を歩いてみると、いつもより「赤色」が目に飛び込んでくるというものです。

これと同様の原理で「就職」「企業」「社会人」を意識するのです。そうすると、「就職」「企業」「社会人」に関する情報が飛び込んでくるようになります。

よく情報の「アンテナ」を高く持ちなさいといわれます。「アンテナ」だとわかりにくい。それより「意識」のほうがわかりやすいと思います。

「意識」。簡単なことですが、私はこれが就職活動の「いろは」の「い」。一番大切なことだと思っています。

今日から「就職」「企業」「社会人」を強く意識してみてください。それが、あなたと企業の出会いの偶然性を高めます。