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黒板百景(21)どんぐり

黒板百景のお時間になりました。玄関先に置いた、誰でも自由に描いたり消したりできる黒板です。街の小さなアーチストの作品をお楽しみください。

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ぐりおくんがドンと呼ばれることについて、呼んでいる人も、呼ばれている本人もその訳を知らなかった。ボス的な存在ではないし、風格もない。ただ、ぐりおくん自身は「ぐりおどん」だと、かつどんとか、親子どんとか、西郷どんを連想してしまうので「どんぐりお」と呼ばれる方がまだよいと思っていた。そんなぐりおくんは、ベレー帽の似合う少年だった。

いちごろう君のお父さんは歌舞伎役者であり、特に女性からの人気が高かった。切れ長の目から全体を包む甘くもさっぱりした感じが魅力であり、息子のいちごうろう君にもその魅力は受け継がれていた。

そんな二人は仲良しだ。そして、同じ人を好きになった。
その人の名は・・・

以上、秋の夜長の黒板からの妄想でした、黒板にマドンナが描かれる日はくるのでしょうか。

タイトル画像を秋バージョンにしました。

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あきだね~

▼マガジン「黒板百景」
https://note.com/honto70/m/m1db9c6b475c0

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