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【Sauna Kota LEPO】江戸時代から続く老舗旅館に突如現れたフィンランドサウナが最高すぎた!【厚木七沢温泉】

はじめまして。神奈川在住のサウナー、ホンタク(@HontakuS)です。
2年ほど前からサウナにハマり、週に3回はサウナに通っております。
ホームサウナは東名厚木健康センターです。

さて、今回は厚木の七沢温泉に突如として現れたフィンランドサウナがあまりにも最高すぎたので、この感動を多くのサウナーさんにシェアしたいと思いレポート書きました。

新規オープンするサウナ情報は敏感に収集してるつもりの僕ですら、こちらの施設は全くキャッチできませんでした。

たまたまTwitterでこちらの施設の情報を知り、すぐさま公式サイトをチェックすると、土曜日なのに前日夜に予約可能。っていうかガラガラ!
もちろん、すぐに予約して行ってきました。

そんな注目の施設とは【Sauna Kota LEPO】さん。
フィンランド語で、
kotaは「小屋」、LEPOは「リラクゼーション」という意味だそう。

厚木市七沢温泉にある、江戸時代から続く老舗旅館「福元館」さんの施設内に間借りして作られたサウナです。

それでは、アクセスやシステム、サウナや水風呂などの詳細をレポートしていきます。

アクセス

僕は電車で行ったので、本厚木駅からのアクセスについて解説します。
本厚木駅の厚木バスセンターからバスに乗ります。https://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/search?t=0&nid=00128256
厚34七沢行きのバス。乗り場は「9番」です。

降車するバス停、広沢寺温泉入口まで約30分、バス停からサウナ施設まで徒歩10分なので、本厚木バスセンターから施設まで40分~50分ほど見ておけばいいと思います。

車で行かれる場合は、東名厚木ICから20~30分ほどで着くようです。
都心からでも高速使って1時間ちょっとの好アクセス。

なお、到着した際の注意点として、福元館さんの入り口ではなく駐車場側にLEPOの看板があるので、そこから入ります。

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施設概要

施設は前述した通り、江戸時代から続く「福元館」の一角を借りて設置されてます。

この「福元館」さん、日本のプロレタリア作家「小林多喜二氏」が昭和6年に滞在し、小説「オルグ」を執筆した、という逸話をもつ旅館。
なにやらすごい旅館ですね。

確かに旅館内はかなり年季が入っていて歴史を感じます。

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そんな歴史のある旅館のスペースに、日本人オーナー(残念ながらお会いできませんでした)とハンガリー人のジョゼフさん(お名前間違ってたらスイマセン)の2人が4ヶ月かけて、ゼロからサウナ小屋をつくったそうです。

ジョゼフさんは日本に来て12年。日本語ペラペラです。そしてイケメン。
とてもフレンドリーな方で、施設内を丁寧に案内してくれます。

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ちなみに、ハンガリーでもサウナに入るし、ハンガリー語でもサウナって言うらしい。
へー!、知らなかった。

システム

現在はプレオープン期間中で、正式オープンは3月~4月を予定しているとのこと。

【営業時間】
月曜日: 定休日(プレオープン期間のみ)
火曜日: 定休日(プレオープン期間のみ)
水曜日: 定休日
木曜日: 11時30分~18時30分
金曜日: 11時30分~18時30分
土曜日: 11時30分~18時30分
日曜日: 11時30分~18時30分

【料金】
90分 3000円(税込)
ただし、プレオープン中は2000円(税込)とお得です。
お風呂代は料金に含まれてます。

その他、
・ポンチョ、バスタオル各500円、
・タオル(小)200円
でレンタルあり。

必須の水着はレンタルありませんので、忘れずに持参しましょう。
今回僕はポンチョをレンタルしました。

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【利用時間】
完全予約制で時間は5部制に分かれています。男女共用です。
1枠90分。定員は8人のようですね。

1回 9時45分~11時15分
2回 11時30分~13時
3回 13時30分~15時
4回 15時15分~16時45分
5回 17時~18時30分

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予約ページで各枠に何人予約入ってるのがわかりますので、事前にチェックしていけば、貸切も狙えると思います。

なお、行った方の情報によると、8人分の料金を支払うと貸切できるとか。
ここは気のおけない仲間達と4人くらいで貸切って行くのが一番楽しそうですね。

ちなみに僕は土曜日の11時半からの枠で友人と2人で90分間まるまる貸切という、めちゃくちゃ贅沢な時間を過ごせました。

※注意(2022/02/27更新)
僕が訪問した時からシステムが変更になっています。
これからも情報がアップデートされる可能性がありますので、公式サイトで確認されることをオススメします!

受付からサウナまでの流れ

受付で予約名を告げ、料金を支払うと荷物や着替えを入れる大きめのカゴが渡されます。それを持って浴室へ移動。
そこで水着に着替えてから、サウナエリアへ移動します。

入り口の棚に荷物と着替えを入れたカゴを置き、貴重品だけ鍵付きの小箱にしまいます。

ロッカーはありません。

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サウナ

さて、それではいよいよ、メインのサウナ・水風呂・ととのいスペースをレポートしていきます。

まずは全体像を動画でご覧ください。

ヒノキとスギで作ったという、手作りのサウナ小屋。

これがまたとってもかわいいSNS映えする小屋なんです。写真撮りまくりました。
長野の「The Sauna」みたいな作りですね。

業者まかせではなく、自分達でゼロから作ったというのに愛情を感じて好印象。

サウナ室内に入ってみると、ヒノキのいい匂い。落ち着くなぁ。

余計なモノはほとんどなく、あるのは温度計くらい。
サウナマットもなし、時計もなし。もちろんテレビなんてありません。

薪ストーブはフィンランド製かと思いきや、日本製のストーブです。
神奈川県内のサウナで薪ストーブって初じゃないかな?
神奈川どころか、関東でも数えるほどしかないと思う。
とても貴重。

僕は「The Sauna」と「かるまる」で薪ストーブのサウナを経験しましたが、アレ、とっても好きなんですよね~。

木の香り、ゆらゆら揺れる炎と、薪がバチバチっと燃える音がなんとも脳に優しく、リラックスできるので大好きです。
明らかに他の熱源ストーブとは感じ方が異なります。

自宅から1時間ちょっとで薪ストーブサウナの入れるようになるなんて、夢のよう。

温度計は90℃弱を指してますが、薪ストーブらしいマイルドな体感。

セルフロウリュ用のアロマ水にはrentoサウナフレグランスの白樺とシトラスが用意されてました。今日は最初シトラス、途中から白樺を追加してもらいました。

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セルフロウリュすると、シトラスや白樺のいい香りをまとった蒸気がじわ~っと降り注いできます。
サ室内はマイルドだけど、ロウリュ2杯くらいすると、かなりいい感じに蒸されてしっかりと汗が出る。

う~ん、気持ちいいい。。。

1時間くらいたって、ちょうど火が弱くなって来たタイミングでジョゼフさんが薪を追加してくれます。

追加すると、また薪がバチバチっといい音だして、サウナ室の温度があがります。

水風呂

間違いなく神奈川県内最大の水風呂ですね。

だって、風呂っていうかプールだもん(笑)
水は水道水ではなく、源泉をそのまま引いてきているとのこと。
温泉地ならではの贅沢な水風呂ですね~。

チラーはないので、当然、外気温に影響を受けます。今の時期は8℃以下のシングル。
めちゃくちゃ冷たい!!
かけ水しただけで火照った体が一気に冷却されます。

試しに肩まで浸かってみましたが、3秒でギブアップ。

かるまるのサンダートルネードより冷たいかも?
いまのシーズンだとかけ水だけで十分かな。

外気温に影響を受ける分、真冬の時期はキンキンだけど真夏は20℃超えちゃうでしょうね。
サウナと水風呂のバランスを考えると、ベストシーズンは春と秋かなと個人的には感じます。

ととのいスペース

インフィニティチェアが4つ。もう最高。

椅子じゃなくて、インフィニティチェアが用意されてるあたり、サウナーの気持ちをわかってらっしゃる。

チェアをフルに倒して、青空と煙突から出るモクモクの煙を眺めながらととのう。自然に囲まれていて、とても静か。
チュンチュンと鳴く小鳥のさえずりがBGMです。

ああ、ディープリラックス!

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今日は寒いと思ってポンチョ借りたけど、意外とサウナで芯まであたたまるのと、水風呂にほとんど浸からなかったのでポンチョなしで休んでも寒くなかったです。

ただ、このフィンランドのようなアウトドア環境でポンチョ着ると気分がアガるのでレンタルしてもいいと思います(笑)

ちなみに、サウナ小屋の真横にあるでっかい木はなんと桜!!
桜が満開になる頃は花見をしながらととのう、っていうとんでもなくエモい経験ができそう。
3月末から4月頭は日本でも最高のサウナ体験ができるんじゃないかな。


絶対予約する!

温泉

90分間サウナを楽しんだ後は、旅館の温泉が使えます。

30分くらいは使っていいとのことなので、実質サウナとお風呂で2時間コースですね。
2時間もあると、焦らずのんびりと落ち着いて過ごせます。

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温泉の泉質がとても柔らかく、外気浴で冷えた体に優しくて、なんとも気持ちよかったです。

「ぶわっあ~~」って変な声が出た。

ここは元々が歴史ある「七沢温泉」なので、〆に温泉につかれるっていうのが圧倒的にイイ。
真冬のアウトドアサウナは体が冷えますからね。

ちなみに、お風呂は室内・露天と2つあって、男女で入れ替えになるようです。僕は室内のお風呂でしたが、露天風呂も入ってみたいな。

お風呂から出ると、脱衣所にはドライヤー以外にも綿棒や化粧水が装備されているのも地味ながらもありがたい。

最後に

感動しまくりのすごくいい施設だったから、ホントはナイショにしたかったけど、LEPOさんが成功してこういう施設がたくさんできたら嬉しいのでガッツリとシェアしました。

老舗温泉旅館の空きスペースにこんな本格的なフィンランドサウナを作ろうという発想がスゴイ。

今後、同じような施設が出てくると楽しいだろうなぁ。
サウナ小屋を作るまではいかないまでも、テントサウナとかバレルサウナとかでも。

LEPOさん、こんな素敵な施設を僕の地元、神奈川県に作ってくれてありがとうございます!

あまりにも気に入ったので、早くも次回予約済みです!

さてさて、かなり長くなりましたが、レポートは以上です。

今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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