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『暮らす✖️働く』その2~かぞく~

「みんないわゆる家族なの。あなたもその一員になるってこと!」

インターンシップ先に着いて最初の頃、マネージャーの人が話の流れで私に何気なく発した一言。なのに妙に心に響きました。

当たり前のように家族と呼べる理由、それは暮らし始めてすぐわかりました。

スタッフは、オーナー、その娘(マネージャー)、ソムリエ兼ウェイター2人レストランのキッチン3人清掃員2人朝バイト1人の計10人なのですが

ホテルの敷地内に住んでいるオーナー含め従業員ほぼみんな徒歩圏内に住んでいるという、本当にローカルな人々の集まりなんです。

それもあって、朝食や昼食はみんな集まって食卓を囲んで食べています。で、食事中は毎日のようにアツい議論が繰り広げられます(笑)凄まじすぎて大抵ついていけませんが、大事なことでもたわいもないことでもいつの間にか喧嘩みたいになってます(イタリア人らしい、、、)

ある時は「老い」という概念が存在するかについて言い争っていてびっくりしちゃいました。(笑)

昼食が終わったらコーヒータイムが始まり、みんなでゆったり。15時か16時ごろにみんな持ち場に戻ります。夕方にチェックインされるゲストが多いので、お昼の時間はみんなにとって大切な休息の時間なんだと思います。

仕事に関しても、みんなが1,2日おきには必ず出勤するような少人数体制だからこそチームワークが本当によくて、基本的にみんなが大体のことをわかっているから、何をしていても動きがスムーズ!

そんな日常を見ていると、これだけの時間を一緒に過ごしていたらそりゃあ家族みたいになるよなあと。

ここでも「暮らすように働く」というイメージが。

少人数体制=労働時間長い=しんどいではなく(そんなに規模が大きくないとはいえ多少は負担が多いと感じる時もありましたが)、ある意味リラックスして働いているように感じました。時にぶつかる時はあっても、みんながみんなを信頼していることは変わらないんだろうなと。そして、みんなこの小さな町にあるこのホテルのことが好きなんだと思います。きっと。

仕事仲間であって仕事仲間ではない、そんな不思議な関係。

短い間でしたが、そんな「かぞく」の一員になれて本当に幸せでした。

このインターンシップで感じたこと、もう一つくらいは投稿しようと思っています。最後まで読んでいただきありがとうございました!




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