マガジンのカバー画像

母と家で過ごした日々 在宅緩和ケアと在宅看取り

20
亡くなった母と過ごした最後の日々、その後の移ろいゆく自分の心について書いています。 母は末期の卵巣がんでした。 終末期に、緩和ケアを受けながら自宅で過ごし、自宅で父に手を握られ…
運営しているクリエイター

#家族の物語

終末期に家族がやれること

終末期に家族がやれること

母が自分でやれる事が限られてきた時に、私に出来ることは何だろうと、いつも考えていた。

思いつく限りやったけれど、言葉が話せなくなった最後の2日間、母はどう感じていただろうかと色々思う。

それは嫌だとか、気持ちいいとか、言えなかったから、私がやれる限りの事をかなりマメにやってあげていた。

亡くなる2日ほど前から、15秒くらい呼吸停止することが出てきて、口も閉じられず、口腔内が乾燥して見るからに

もっとみる