夢の中で
大好きな友人と他愛もない話で笑い合っていて、ふと「あれ、4年も会っていなかったのに、普通に話しているな。結局、なんで連絡取れなくなったんだろう」と違和感を感じた。
その瞬間に「あぁ、夢か」と目が覚めた。とても悲しい気持ちだった。
夢でなら会えるのに。大事だった人たちに。
もちろん、知っている。この会えなくなった人たちは死別したわけではないので、現実世界で元気にやっている。と思う。
だから、ただ単に私は気持ち悪い人なのだ。気持ち悪い粘着質の人間。
道が分かれたのだ。
感傷的になる意味もない。感傷的になることは気持ち悪い人になるのだから。
忘れてしまいたいのに、時折、ふと痕跡が見つかって、思い出してしまう。
忘れてしまえばいいのに。忘れられない。
最後まで読んでくれてありがとう。