「統合失調症になる物質」を自分に注射した医者の末路
統合失調症の原因は今の所よくわかっていないのが、現代医学のようですが、その「答え」に近づいた医師がいます。
エイブラハム・ホッファー博士です。
彼の著書「統合失調症を治す」の中に、とんでもない記述がありましたので、ご紹介しますね。
ホッファー博士とオズモンド博士は、統合失調症の原因物質が「アドレノクロム」であると、仮説を立てました(アドレノクロムはアドレナリンの酸化物)。
ホッファー博士、オズモンド博士ともにアドレノクロムを注射して実験をしたのですが、同著には主にオズモンド博士の体験が書かれていました。それを次から紹介します。
オズモンド博士はアドレノクロムを注射されて10分後、天井の色が変わり、照明が明るくなったのに気付きました。
明るい色彩の点が現れ、それが次第に魚の形になりました。自分は海か水槽の底にいるかのように感じ、たくさんの明るい魚と一緒にいるように思えました。
その後、博士はゴッホの自画像の絵を使った心理テスト受けています。するとゴッホが自画像の絵の中から「自分を見つめている」と感じ、「そこに実物がいる」ように思えました。
さらに研究室を出たところ、廊下がなにか邪悪で敵意があるように思えました。外に出るとよく知ってる病院の建物が何か鋭く、馴染みがないように思えました。
ここまで見ると、アドレノクロムを射つと、悪い印象や変わった印象が増えるだけかと思いましたが、そうでもないようです。
博士は街の中を車で走っていて、1つの窓でランプが燃えているのを見つけました。そのランプが燃える様の「優雅さと鮮やかさに驚き」ました。そのことを同乗者の友人に伝えても、友人は何の反応も示さなかったそうです。
これが1回目の実験です。
オズモンド博士はさらにもう1回、実験しています。
この時、博士は「人間らしい感情が持てなくなった」と語っています。
この時の博士の言葉は、とても興味深く、同時に恐ろしいものなので、同著よりそのまま引用します。
このような実験を、ホッファー博士とオズモンド博士は繰り返しました。その結果、
「ほとんどの被験者がアドレナリンか、アドレノクロムに反応を示した」
ことを突き止めました。
最も明確に現れたのは人格の変化で、数人の被験者はその後、「2週間も後遺症が続き」ました。被験者は実験中、自分が異常だとは気づかす、異常が化学物質のせいだとすら考えませんでした。
こうした実験を繰り返した結果、ホッファー博士らは、次の結論を導きだしました。
知覚変化:30mgを舌におくだけで、幻覚がおきた
思考変化:統合失調症と似ている
気分の変化:ほとんどの被験者がうつになった
このような実験や研究から、ホッファー博士は、
「統合失調症を治療することにも成功」
しています。
ホッファー博士は統合失調症を「知覚の変調が誤りであると認識できない疾患」と定義しています。
ある統合失調症の牧師の話です。その牧師は夕暮れに歩いていたら、突然、天空が大きく光り、そこから「お前は梅毒だから、若い女とセックスしなければならない」という神の声が聞こえました。牧師はその言葉のままに街で少女を追いかけ回していた所、逮捕されました。
牧師は、天空が光るという「幻」を見て、神の声という「幻聴」を聞き、行動におよびました。ホッファー博士の定義では、この牧師は統合失調症ということになります。
博士はその牧師を「ナイアシンで治療した最初の患者」と、同著に書いています(ナイアシンは別名ビタミンB3)。
ホッファー博士は、このように統合失調症をビタミンやミネラルを摂取する「栄養療法」で、治療していたようです。
詳しく知りたい場合はぜひ、エイブラハム・ホッファー著「統合失調症を治す」を読んでみてくださいね。
ではでは、ありがとうございました。
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