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【びわ湖疏水船】紅葉を楽しみながら水路を辿る(京都―大津)

「旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2020年11月号より)

 琵琶湖疏水は、湖都・大津から千年の都・京都へと、琵琶湖の水を運ぶ水路で、1890年(明治23年)に造られた貴重な現役の産業遺産だ。明治維新を機に東京に首都が移り、京都の町が衰退しかけた時代、日本最大の湖の豊かな水が、京都の経済や産業、文化の復興を促した。こうした歴史的意義などが評価され、今年6月には、「日本遺産」にも認定された。

「びわ湖疏水船」は、一昨年から67年ぶりに本格運航をスタート(春季・秋季限定)。船に揺られて疏水をたどってみれば、先人たちの成し遂げた偉業が実感されるだろう。鮮やかに彩られた紅葉を満喫できるのも錦秋の魅力だ。

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水面に近い高さから、歴史的遺産と紅葉を同時に楽しめる。普段は撮れない角度から絶景写真を狙ってみては

 乗船は、下り便(滋賀・大津発〜京都・蹴上着)が1日5〜6便で所要約55分、上り便(蹴上発〜大津着)が1日4〜5便で所要約35分。乗船中のほか着船後もガイドによる案内がある(15分程度)。

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船は囲われていないので風通しがよく、横並び・背中合わせの座席配置
「びわ湖疏水船」2020年秋シーズン(〜11/30)
京都市山科区・蹴上乗船場(京都市営地下鉄蹴上駅下車)など 
インターネットなどで予約可能 
https://biwakososui.kyoto.travel 
びわ湖疏水船受付事務局 ☎075-365-7768

出典:ひととき2020年11月号
※この記事の内容は雑誌発売時のもので、現在とは異なる場合があります。詳細はお出かけの際、現地にお確かめください。


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