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奈良・大和国の歴史や文化をリアルに感じる(九州国立博物館)

旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2020年10月号より)

 奈良(大和国)は長らく日本の中心地であった――奈良県立橿原(かしはら)考古学研究所では、約80年にわたり県内全域を調査し、この学説を裏付ける文化遺産を多数発見してきた。本展では、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館の所蔵品のなかから、縄文時代から中世にかけての出土資料の優品約200点を広く紹介する。

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土偶 観音寺本馬遺跡出土 縄文時代晩期・紀元前約10~4世紀 橿原考古学研究所蔵

 ムラから都市、国家へと歩んできた足跡を、「くにづくり前史」「王権誕生と外来要素」「国家形成と渡来文化」「古代国家成立と外交」「しきしまの大和ごころ」の5つのパートに分けて、歴史の流れに沿って展示。外来文化を受け容れながら独自の文化を形成してきた過程を知ることができる。

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金製垂飾付耳飾 割塚古墳出土 古墳時代後期・6世紀 橿原考古学研究所附属博物館蔵

 また、土偶や祭祀具、装飾品、生活用品、遊び道具など、バラエティーに富んだ貴重な資料を通じて、「しきしまの大和」と万葉集に詠まれた「大和国」の人々の暮らしや文化を浮き彫りにする。

しきしまの大和へ――奈良大発掘――(〜12/20)
福岡県太宰府市・九州国立博物館(西鉄太宰府線太宰府駅下車) 
☎050-5542-8600(ハローダイヤル) https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre166.html
*最新情報は公式サイトをご確認ください

出典:ひととき2020年10月号


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