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「ひととき」の特集紹介

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旅の月刊誌「ひととき」の特集の一部をお読みいただけます。
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2020年12月の記事一覧

美に触れ、童心に帰る「京めぐり」(千宗室さん・細見良行さん・小山薫堂さん)

裏千家家元で生まれも育ちも京都という生粋の京都人の千宗室さん。京都生まれだが若い頃に、20年ほど東京暮らしを経験した細見美術館館長の細見良行さん。熊本生まれで東京を本拠地とするが、毎月京都に滞在する放送作家の小山薫堂さん。食べること飲むことにかけては目がない3人だ。つき合いのきっかけは勿論「うまいもん」だと思われたが、さにあらず。知り合ったのはお茶を通じてだという。ある時、細見さんと小山さんの住まいがごく近所と判明したのがきっかけで、「ご飯たべ」に意気投合。3人の路地裏探訪が

千宗室さんと歩く「僕の寺町」

裏千家家元の千宗室さんにとって「寺町」は子どもの頃から馴染み深いエリアで、お忍びで通うお気に入りの店がたくさん。千さんの案内で、魅力ある京の名店を訪ねます。(ひととき2021年1月号特集「上ル下ル、京さんぽ」より一部を抜粋してお届けします)  10年来、本誌の巻頭エッセイを執筆中の千宗室さんは、京都の路地を気の向くままに歩くことが習いとなっている。〝長歩き〟と呼んで、折々に出会うものや人に興味津々。小路の魅力や京都の本質を綴ってきた。なかでも子どもの頃から通い慣れて愛着が深