【岐阜和傘】城下町に花咲く、モードな伝統工芸(岐阜県岐阜市)
鵜飼で知られる長良川のほとり。かつて上流域から名産の和紙や木材が運ばれた川湊、今も問屋街の情緒が残る川原町の一角にある「和傘CASA」は、県下でも珍しい岐阜和傘の専門店。和傘といえば京都や金沢の印象が強いが、実はシェア日本一は岐阜。さらに近年、伝統の技にモードな感覚を加味したデザインが、海外でも注目を浴びたり、雑誌の撮影に使われたりと、「岐阜和傘」は若い世代からの人気も上昇中なのだ。
雨粒が和紙を叩くリズミカルな音、日差しは遮りながら柔らかな光を通す日傘の心地良さ。自然