【高松盆栽】松盆栽の生産量が日本一!産地から国内外にその魅力を発信(香川県高松市)
高松盆栽の歴史は遡ること200年余り。野山に自生していた松を鉢に植え替え、金刀比羅宮の参拝客を相手に、土産物として販売したのが始まりだという。「雨が少なく温暖な瀬戸内の気候と、水はけがいい花崗岩の土壌が、松の栽培に適していたんです」。香川県盆栽生産振興協議会の会長を務める尾路悟さんが教えてくれた。
高松盆栽は、盆栽の代表格・黒松を筆頭に、主に松を扱う。高松市の鬼無町と国分寺町が生産地の中心で、最盛期の農家は300軒を超えていた。現在は60軒ほどに減少したものの、国内で生