小説家・大佛次郎が金閣寺の庭を絶賛した意外な理由|偉人たちの見た京都
大佛次郎(1897~1973)は大正の末から昭和まで、約50年にわたり創作を続けた小説家・ノンフィクション作家です。15以上ものペンネームを使い分け、時代小説から歴史小説、現代小説、童話、さらにノンフィクション的な作品まで幅広いジャンルで執筆活動を行ない、1964年には文化勲章も受章した国民的作家です。
大佛は横浜市に生まれ、7歳の時に家族と共に東京へ転居します。外交官を志し、府立一中から第一高等学校、東京帝国大学法学部に進学。卒業後は鎌倉で女学校の教師として勤めた後、外務