古代ギリシア哲学の泰斗・田中美知太郎と疏水べりの「哲学の道」|偉人たちの見た京都
「哲学の道」とは、南禅寺や永観堂の北にある若王子神社付近の若王子橋から銀閣寺道の浄土寺橋まで、琵琶湖疏水分線に沿って続く小道のことを指します。
全長は約2㎞。沿道には見事な桜並木が植えられ、桜や紅葉の季節には多くの観光客がこの道に集まります。最近は海外からの観光客もたいへん多く、さまざまな言語が飛び交う京都屈指の景勝地です。1987年には「日本の道百選」にも選ばれました。
いわゆる「哲学の道」は、どこから出た名前なのだろうか。一説によると、西田幾多郎先生*がここを好んで散