『源氏物語』に描かれた暁の野宮神社と国文学者・池田亀鑑|偉人たちの見た京都
世界最古の小説ともいわれる『源氏物語』。今から1000年以上前、平安時代中期に紫式部によって執筆された日本が世界に誇る文学作品です。京都には『源氏物語』に描かれたゆかりの地が数多く存在します。京都市が「源氏物語ゆかりの地」と認定し、説明板を設置したところだけで40カ所もあります。
その『源氏物語』の研究に生涯を捧げた国文学者が池田亀鑑です。一般的な知名度は高くありませんが、平安朝文学の最高権威であり、近代の『源氏物語』研究の基礎を築いた人物として知られています。『源氏物語