白樺派の作家・長与善郎の心を動かした東福寺の紅葉の海|偉人たちの見た京都
偉人たちが綴った随筆、紀行を通してかつての京都に思いを馳せ、時代を超えて人々を惹きつける古都の魅力をお伝えする連載「偉人たちの見た京都」。第6回は円熟期を迎えた白樺派の作家・長与善郎にこれまでの価値観を変えるほどの影響を与えた東福寺の紅葉です。
京都の秋といえば紅葉。盛りを迎える11月には、毎年、多くの旅人が古都を彩る紅葉を楽しむために、京都の街を訪れています。紅葉の景勝地の多い京都ですが、美しさという点で五本の指に数えられるひとつが、東福寺通天橋から眺めた紅葉でしょう。