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文学フリマに魅せられて

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自らが「文学」だと信じるものを自由に展示・販売できる「文学フリマ」。さまざまな書き手と読み手がつくりあげる空間は、回を重ねるごとに熱気を帯び、文学作品にかかわる多くの人々を魅了し… もっと読む
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#おやすみ短歌

文学フリマは初心に戻れる場所|文学フリマに魅せられて(第1回)phaさん

──はじめに、前回の「文学フリマ東京37」(2023年11月11日開催)に向けて作られた『おやすみ短歌』についてお聞かせください。 pha:『おやすみ短歌』は、安眠を誘うような短歌をまとめたアンソロジーです。眠る前に読むのに最適な本は、続きが気になるものではなく、どこから読んでもどこでやめてもいいようなものだと思います。そういう意味で、短歌はちょうどいい気がします。 装丁も安心感のあるものにしたくて、名久井直子さんにお願いしたのですが、すごく良い感じに仕上げていただきまし