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文学フリマに魅せられて

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自らが「文学」だと信じるものを自由に展示・販売できる「文学フリマ」。さまざまな書き手と読み手がつくりあげる空間は、回を重ねるごとに熱気を帯び、文学作品にかかわる多くの人々を魅了し… もっと読む
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#文学

お笑い芸人が集結! 遊び心と情熱の文芸誌『第一芸人文芸部』|文学フリマに魅せられて(第3回)ファビアンさん

──はじめに、「第一芸人文芸部」の結成について教えてください。 ファビアン:去年(2023年)の6月1日に書店員さんに向けたトークイベントがあって、そこで結成されたのが「第一芸人文芸部」です。その頃、ちょうど3人とも本を出版したというのもあって、1人で戦っていくよりも活動しやすいんじゃないか、と又吉さんに声をかけていただきました。 ──はじめて文学フリマに出店されたのは、「第一芸人文芸部」が結成される前だったと伺いました。どのような経緯があったのでしょうか。 ファビアン

文学フリマは初心に戻れる場所|文学フリマに魅せられて(第1回)phaさん

──はじめに、前回の「文学フリマ東京37」(2023年11月11日開催)に向けて作られた『おやすみ短歌』についてお聞かせください。 pha:『おやすみ短歌』は、安眠を誘うような短歌をまとめたアンソロジーです。眠る前に読むのに最適な本は、続きが気になるものではなく、どこから読んでもどこでやめてもいいようなものだと思います。そういう意味で、短歌はちょうどいい気がします。 装丁も安心感のあるものにしたくて、名久井直子さんにお願いしたのですが、すごく良い感じに仕上げていただきまし