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旬・美・遊

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旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。
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2021年7月の記事一覧

清流・長良川で上品かつ淡泊なあじわいの鮎を楽しむ――岐阜県GIAHS鮎の日(7月25日)

「旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2021年7月号より)  日本三大清流のひとつである長良川(ながらがわ)は、岐阜県北部の山岳地帯から県内を縦断し、伊勢湾に注ぎ込む、全長166キロメートルの大河だ。流域では川漁が盛んだが、特に清らかな水質が育む長良川の鮎は、上品かつ淡泊な味わいに人気があり、1300年以上の歴史を持つ鵜飼(うかい)や夜網漁など、

見たこともない北斎ワールドが六本木に出現!――東京ミッドタウンで生誕260年記念企画特別展(7/22~)

「旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2021年7月号より)  20歳で浮世絵師デビューし、90歳で没するまで、森羅万象を描き続けた稀代の絵師・葛飾北斎。その生誕260年を記念した本展は、展覧会の概念を覆す特別展だ。  世界一の『北斎漫画』コレクターである浦上満氏の全面協力で『北斎漫画(初編~15編)』『冨嶽三十六景(全46点)』『富嶽百景(初編

300年愛される老舗の京扇子で涼やかな夏を

「旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2021年7月号より)  蒸し暑い夏、さりげなく取り出す扇子は上質なものを選びたい。  京都の扇子メーカー・白竹堂(はくちくどう)は、1718年(享保3年)、西本願寺前に寺院用扇子の店として創業。能や舞踊、茶道など、扇の需要が多い、都文化華やかなりし京都で、白竹堂は実直にその伝統を受け継いできた。製造も、88