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「注目記事」に選ばれた記事

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「ほんのひととき」が投稿した記事の中で、noteの「注目記事」に選ばれた記事をこちらにまとめています。
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2021年12月の記事一覧

優しさのおすそ分け|飛騨さんぽ

「飛騨さんぽ」は、紆余曲折を経て雪国・飛騨に移り住んだ浅岡里優さんが、日々の暮らしの中で感じた飛騨の魅力を飾らない言葉で綴る連載です。第1回は、飛騨古川に暮らす人々の優しさについて。  私が暮らす飛騨古川は、戦国時代の武将・金森可重が築いた城下町である。 雪化粧した飛騨古川の白壁土蔵の街並み  飛騨といえば高山が有名だが、飛騨古川も高山に負けず、歴史情緒あふれる街並みが残っている。  一般的に、こういう歴史的に魅力ある場所は観光的な要素が多くなりがち。賑わいがあってい

松重豊さんとの旅 はじめましての“禅問答”

俳優の松重豊さんが訪ねたのは、横浜市にある曹洞宗、徳雄山建功寺のご住職で、庭園デザイナーでもある枡野俊明さんのもと。まずは、難しそうに感じる禅の教えと「禅の庭」の美のひみつを教えていただきました。(ひととき2022年1月号特集「松重豊さんと旅する 京都・禅の庭」より一部を抜粋してお届けします) 枡野 ようこそおいでくださいました。 松重 今日はよろしくお願いいたします。こちらにうかがってまず驚いたのは、廊下も厠もピカピカなこと。日頃の生き方すべてを見透かされているような気

南端、三崎港へ|新MiUra風土記

この連載「新MiUra風土記」では、40年以上、世界各地と日本で20世紀の歴史的事件の場所を歩いてきた写真家の中川道夫さんが、日本近代化の玄関口・三浦半島をめぐります。第3回は、三浦半島の南端・三崎港を歩きます。 町おこしの港 もし、あなたが「なにかを変えたいな」と思っているなら  三浦に遊びにきませんか? 近所に散歩にいくような、軽い気持ちでいいんです (中略)   「生きている」ことをお祝いしたくなるような不思議な町なんです  これは、ことし三浦市が発行した、移住・定