【森山大道 特別インタビュー】逗子、ふたりの写真家と『八月の濡れた砂』|新MiUra風土記
文学記念碑「太陽の季節」が建つ海水浴場に人がもどってきた。北端の磯場には徳冨蘆花の「不如帰」の石碑が立ち背後には披露山がせまる逗子湾の変わらぬ名勝だ(*1)。
その披露山の山腹に白亜の屋敷が見えるのが故石原慎太郎邸。そして麓の路地にはひとりの写真家が住んでいて、もうひとりの写真家は逗子湾の南端に棲家があった。
この夏『挑発関係=中平卓馬×森山大道』展が神奈川県立近代美術館 葉山で開かれている。逗子と葉山ゆかりのふたりの写真家はいま日本を代表する写真家として国際的に評価が高