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わたしの20代

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旅の月刊誌「ひととき」の創刊20周年を記念した本企画「わたしの20代」。各界の第一線で活躍されている方に今日に至る人生の礎をかたち作った「20代」のことを伺います。
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2024年1月の記事一覧

「役者は一生の仕事と決めて迷いはありませんでした」風間杜夫(俳優)|わたしの20代

 僕は子役も経験していますが、中学で一度やめているので、自分では俳優としての出発地点は20代だと思っています。  高校時代に舞台を観るようになった僕は早稲田大学の演劇サークル「自由舞台」に憧れ、一浪して夢をかなえました。ところが、当時は学園紛争のピークで、先輩たちも芝居よりデモ。もともと僕は内向するタイプで、演劇の世界に入ったのも、虚構の世界なら自由になれると思ったから。それが革命を声高に叫ぶ人たちを見ているうちに、ますます自信をもって言える言葉がなくなっちゃってね。語り合