「選手として駆け抜けた日々が、発想の原点です」為末 大(元プロ陸上競技選手)|わたしの20代
8歳から陸上を始めて、中学、高校と国内大会の短距離走種目で次々優勝。そんな中、世界ジュニア選手権大会に出場し、海外選手との力の差を目の当たりにしました。「短距離走では勝てない。でも技能と戦術で戦うハードルなら世界に食い込めるかもしれない」と種目変更したんです。
大学の陸上部では専属コーチはつけず、自分で工夫しながらトレーニングを重ねました。でもなかなか結果につながらなかった。「このままでは世界で通用しない」と海外に突破口を求めたのが22歳の時。今と違って練習拠点を海外に