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「受験も勉強も教えない教室」探究学舎の人気のヒミツに迫る

どうも!きいすです。
私が運営している たんけん!本のまち や ファミリーライブラリー でも、おすすめのオンライン学習としてたびたび話題に上がる、こちらの教室にお邪魔してきました。

探究学舎さん!
三鷹駅南口から徒歩5分ほど、三鷹産業プラザの2階に教室があります。

ご存知の方も多いと思いますが、探究学舎さんは「受験も勉強も教えない教室」として、いま全国的にとても人気がある教室なんです。

驚きと感動の種をまく
探究学舎は、覚えることや正解することよりも、驚いたり感動することを大事にしています。
だからこそ、子ども達は夢中で学び始めます。

探究学舎ウェブサイトより

教室は東京・三鷹なのに、なぜ“全国的に”人気なのかと言うと、オンライン授業も充実しているから。

我が家の子どもたちも、「経済金融編」と「海のいきもの編」のオンラインのクラスを受講したことがあります。めっちゃめちゃ盛り上がってました!!PCの画面に向かって解答を叫ぶ息子。(笑)
日本国内に限らず海外にいるご家庭もたくさん受講されているようです。


どんな授業をしているのかは後ほどご紹介するとして、さっそく2階に上がってみましょう!

で…でたーーー!!!

教室の入り口がどうしたのよ…という冷めたツッコミが聞こえてきますが、探究学舎をご存知の方ならこの感動をわかってくれるはず。
オンライン授業やYoutubeで、このエントランスがたびたび映るんですよ。聖地。

今日は『海洋生物編』『宇宙編』の授業が行われているようですね。


探究学舎は、勉強のやり方や問題の解き方を教えるような、
いわゆる学習塾ではなく、
宇宙・生命・元素・医療・数学・経済・歴史・芸術・IT、様々な分野で、子どもたちが驚きと感動に出会えるような
学びの体験を届けることを特徴として掲げられています。

そもそも学問は、宇宙・生命・元素・医療・数学・経済・歴史・芸術・ITなど、テーマ別に発展してきました。
そして仕事もそれぞれのテーマとつながっています。
子どもたちには、学びを通して好きなことや、やりたいことを見つけて欲しいからこそ、探究学舎は教科別ではなくテーマ別にお届けしています。

探究学舎ウェブサイトより


それでは『宇宙編』の教室に行ってみましょう!

(おおっと!!『宇宙編』の立て看板の後ろにあるのは、さかなクンの手描きポスターではないかぁぁあ!!お宝!!!)
さかなクンファンの私、ひそかに興奮…!

いちいち興奮していると先に進めないため、さかなクンとは一度お別れして教室に入ります。

教室では、「星空の写真の中からメシエ星雲を探してみよう」という内容の授業が行われていました。

(あ!やっちゃんだ!)

※探究学舎代表の宝槻泰伸先生。やっちゃんの愛称でおなじみの宝槻先生、親しみを込めて心の中でやっちゃんと呼ばせていただきます!

探究学舎の講師陣は皆さんとっても明るくてノリが良くて楽しい先生ばかり。
代表取締役社長の宝槻先生もパワフルですごーく明るい先生です。



話がそれますが、我が家の子どもたちが小学校の低学年の頃に家でよく学校でのモヤモヤを話していたのは、
「一番早く手を挙げたのに当てられなかった!」
「先生が全然当ててくれない!」
「あ~あ、分かってたのにな。言いたかったな。」

ということ。

“正解をわかった生徒たちが一斉に挙手して、先生から当てられた生徒が答える”という、よくある学校の光景で、“わかっていたのに発表できなかった”ということに、モヤモヤを感じていたようです。


小学校は先生ひとりに対して生徒30人超なのだからそうなるのは当然なのですが、子どものガッカリする気持ちもわかります。

小学校生活にもすっかり慣れたいまとなっては、そんなことに真剣に怒ったり、ときには泣いたりしていた低学年の頃が可愛らしく思えます。(笑)



話を戻すと、探究学舎の教室では6人の生徒がひとつのテーブルを囲んで座っていて、各テーブルにひとりずつのファシリテーターが付きます。

子どもたちの前に立って授業を進める「メインファシリテーター」と、子どもたち6人グループのそばについてサポートをする「グループファシリテーター」の2種類のファシリテーターによって成り立っています。

探究学舎ウェブサイトより


誰かが「あ!見つけた!」と声をあげると、すかさずファシリテーターさんが声をかけたり盛り上げたりしてくれるんです。

「わかった!」の瞬間を逃さずキャッチしてくれると、子どもはきっと学ぶことが楽しくなるでしょうね。


探究学舎の人気の理由は、授業の内容が面白いのはもちろんのこと、子どもを盛り上げることに全力を注ぐファシリテーターさんの存在が大きいのだろうと感じました。

生徒6人に対してファシリテーターが1人と聞いたときは、「先生、多いな!!」って、驚きました。
実際に教室を見学しても、親御さんも含めると大人の数と子どもの数が同じくらい。

先生は教える、保護者は見学するという構図ではなく、親御さんたちやファシリテーターさんたちも子どもと一緒になって楽しんでいるのが印象的でした。



さて、そんな大人気の探究学舎から、授業内容を書籍化したものが出版されています。

第一弾は、

『探究学舎のスゴイ授業:子どもの好奇心が止まらない! 能力よりも興味を育てる探究メソッドのすべて 元素編』

2018年に出版されたこの本は、我が家の子どもたちも何度も読み返しています。
たんけん!本のまちでも、ねこさんが紹介されています。

元素編が大人気にもかかわらず、第二弾がなかなか出ない!!と思っていたら、5年後の今年(2023年)3月に、やっと第二弾が出版されました!

『探究学舎のスゴイ授業 戦国英雄編 子どもの好奇心が止まらない! 能力よりも興味を育てる探究メソッドのすべて』

「いきなり」「面白いところだけを」「濃密に」学ぶ!
今まで多くの方が、歴史を『“時系列“」で「“網羅的“」に学んできたのではないでしょうか?
このアプローチだけでは網羅的に学ぶことはできても、歴史に興味を持ったり好きになったりしにくいと私たちは考えています。

探究学舎では、子どもたちの「歴史との強烈な出会い」を生み出すために、日本史上最高に面白い「戦国時代」を舞台に選びました。
「天下統一」という明確かつ壮大なゴールに向かって、個性際立つ戦国武将たちがしのぎを削る様は、いつの時代でも子どもたちにわくわくした気持ちや、強い憧れを呼び起こします。

●1時間目「武田信玄と上杉謙信」
●2時間目「織田信長」
●3時間目「豊臣秀吉」
●4時間目「徳川家康」
●5時間目「真田幸村」
●6時間目「伊達政宗」

書籍詳細ページより

広報の門脇藍以さんにお話を伺いました。

探究学舎 広報 門脇藍以さん

きいす 探究学舎さんでは、授業をプロの手を借りずに手作りされていますが、書籍も社内の皆さんで作られていますよね。これにはどのような理念があるのでしょうか?

門脇さん 探究学舎のスタッフは、とにかく「好奇心が強い」大人たちの集まりです。
なので、授業作りも教室作りも、あらゆることに関してとにかくまずは自分たちの手でなんとか作ることはできないか、と考えます。


そして、失敗を繰り返しながら試行錯誤して、自分たちの納得するものに作り上げていくことを面白がって取り組める人たちが多いです。

これはまさに「すぐに手に入る成果よりも、そこに至るまでのプロセス自体を楽しむ」という、私たちが大切にしている「探究する」という営みそのものだと思っています。


きいす どんな人にこの本を読んでほしいですか?

門脇さん 本自体は、子ども向けというよりはむしろ大人向けに書かれています。(なのでふりがなはふっていません)

「子どもたちが夢中になる授業ってどんなことをしているんだろう?」と気になっている親御さんや、「子どもたちが自ら進んで学びたいと思えるような授業をしたい!」と思っている学校の先生などに、探究学舎の授業のノウハウをお伝えする内容となっています。

一方で、本書は子どもの読者も多くいます!少し漢字の読める子でしたら、対話形式で進んでいく授業の内容を追っていくことで、戦国時代の武将の臨場感のあるストーリーを楽しめますし、文字を読むのがまだちょっと苦手な子であれば、かっこいい武将のイラストや写真を眺めるだけでも楽しいと思います。
それぞれが、それぞれなりに楽しめる方法で読んでいただけたら幸甚です。


オンライン授業でもおなじみの四択クイズも掲載。
アプリを使ったこのクイズ、すごく盛り上がるんです!!


きいす 「元素編」「戦国英雄編」ときて、次に第三弾を作られるとしたら、どの分野になりそうでしょうか?

門脇さん 第三弾はまだ決まっていないのですが、授業は現時点で50コンテンツほどありますので、次になにがくるのか楽しみにしていてください!


きいす 最後に、読者へメッセージをお願いします。

門脇さん 世の中はまだまだ「結果」や、目に見える「成果」こそが重要なこととしてとらえられがちですが、『どう感じたか』という心の動きこそ最も大切だと思っています。
これを弊社では『驚きと感動』と表現しています。

毎日さまざまな出来事に触れるたびに、子どもの内側でたくさんの心の動きが目に見えないところで生まれています。私たち大人もそうではないでしょうか。

だからこそ「プロセス自体を楽しむこと」に少しでも共感していただけましたら、ぜひ日々の生活で実践してみてください^^

きいす 門脇さん、ありがとうございました。



探究学舎さんにお邪魔したのは今回がはじめてですが、実は以前から(きっとこうなんじゃないかな)と予想していたことがあります。

それは、

探究学舎の教室内には、本がたくさん置いてるのではないか

ということです。


その予想は当たり!

こちらは、教室の玄関を入ってすぐのまちあいスペースの壁面です。
たんけん!本のまちや、私がnoteでご紹介したことのある本も、はじめて見る本もあります。どんな本が置いてあったと思いますか?

気になりますか?

気になりますよね??


ということで、探究学舎さんとたんけん!本のまちで、こちらの本棚に関する企画を実施できるかも!?
お楽しみに!




探究学舎では、

はじめてセレクション(オンライン)
初めて探究学舎の授業を受ける方におすすめの、大人気テーマを集めた約2ヶ月で完結する短期オンライン授業。

広げるコース(オンライン)
子どもの興味を広げるためのコース。
1つのテーマは8週間、2ヶ月の構成で、科学、歴史、経済、算数、地理、生物など、様々な学習体験をお届けします。

深めるコース(オンライン)
子どもたちが特に興味のあるテーマをじっくりと丁寧に深める体験をお届けするコース。
1テーマ6ヶ月間の学習体験によって興味の種をまくだけでなく、その芽を伸ばし「好き」や「得意」という感情を育みます。

探究スペシャル(リアル教室)
2日間計9時間で完結の特別授業。
リアルなふれあいが生み出す驚きと感動が探究心に火をつける。
授業ラインアップから好きなテーマが選べます。

主にこの4つのコースがあります。
さかなクンが登場したのは、この4つとは別の コラボ探究 ですね。
(私も会いたかったーーー)


体験授業として第一章を視聴できますので、ご興味のある方はまずは体験に申し込まれてみてはいかがでしょうか。
我が家ではいろんな体験授業を子どもと一緒に試聴して、子どもがもっと観たいと言ったテーマをオンラインで受講しました。


探究学舎さんのnoteでも、教室の様子や探究学舎でお仕事をされている方々の記事を読むことができます。


たんけん!本のまちでは、子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。


『たんけん!本のまち』(https://www.tankenbooks.com)では、子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながる特集やおすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。