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詩集

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自作の詩をまとめたマガジンです。
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記事一覧

新しい命へ贈る詩

今日も命が生まれるそうです 驚いてしまうね まだ席が空いていたなんて 初めて空を見上げる瞳…

無題の詩

風は吹いていますか? 何だか気になったのです 私が住んでいるこの森は 苔がそよとも揺らぎま…

弔うための詩

放り投げた悲しみが 月の夜に落ちて来た 「やっぱりここにいたいの」と 涙が静かに落ちて来た …

夢を叶える人への詩

背骨は揺れる 本音を隠して 心が透かされないように ずっと俯いていた私の 弱さが貴方を呼び…

自分を好きになるための詩

 星の命が始まる日  君がそこにいてくれるなら  僕は道しるべに従って  約束の地へ降り立…

誕生日の詩

朝が来たから私は無敵なの だって素敵でしょう こんな夜明け まるで踊り子のスカートみたいだ…

宇宙からの詩

聞こえていますか 私という沈黙が 風がそよぐ赤の海を 満たすのは静かな青 届いていますか 私の名前は ずっと大事に取っておいた あなたに呼ばれるためのもの 連れ添って歩く夕暮れが 今はもう遠い明日に 息が切れそうになって 手がかじかんでしまいそうになる だけど足が止まらないの ずっと楽しくって ずっと嬉しくって だから今日は寂しいの だってまだ聞こえない あなたの声が聞こえない 遠い星へいるあなたへ この歌は間に合っていますか 朝焼けに 命の輝きに 間に合うように歌っ

今日を生きるための詩

誰かが私に言ったの 「あなたは選ばれた」 「選ばれた命」と だけど私は知っている これは私の…

痛みを乗り越えるための詩

僕らは少しだけ 空の青さに疲れたのかもしれない 瞼を閉じれば 赤い血が透けてしまうのに 傷付…

寄り添うための詩

あなたの涙の理由が分かったよ 空が青いからでしょう? 鳥が行く方角に 朝が来ると知ったから …

ビートの詩

ほら 聞こえる? 通りを歩けばクラクション 花屋の入り口から薔薇が飛ぶ こんなに綺麗な空な…

鼓動の詩

大切にしていた言葉 空に放り投げたら落ちて来た 初めての色はあなたの色 あなたが染める命の…

平和を願う詩

あなたが生まれるその朝は とても綺麗な朝焼けで 私たちは手を取り合い 思わず笑ってしまうで…

SNSについての詩

君を抱きしめることは 自分を抱きしめることだと 教科書に書かれていないのは何故だろう 誰も愛し方を教えてくれない世界で 僕らは今日も 自分を大切に と言われている きっと疲れているんだね 今日も空は青くて重いから そんな慰めを あと何回聞くのだろう 喉の奥の奥にずっと引っかかっている 嘘吐き 道行く人を呪う言葉 呼吸が浅くて苦しいんです それは息をしている証なんだ だから今日も僕は僕を抱いて 君を愛そうと思うんだ